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森進一と川口康範のバトルについて

森進一のヒット曲「おふくろさん」に関して、作詞家川口康範が自分の詞を勝手に改竄されたと抗議、大問題になってきた。
森進一がさっさと謝れば良かったのだろうが、「あれは森進一の歌」と開き直ったものだから、川口康範としては後戻りが出来なくなってきている。

森進一が、歌手として成功できた背景に川口康範のバックアップがあったのは周知の事だが、その大恩人に対して長期間にわたって礼節を欠く行為を積み重ねた為、ついに川口康範の堪忍袋の緒が切れたのが実情らしい。
「入院見舞いに来なかった」とか、低レベルとしか思えない文句をを言っている為、一般的には、分からず屋の頑固爺ィが、聞き分けのない我儘を言っているように見えるが、本件は全面的に森進一が悪い。

権利関係から見ても、作詞家に無断で歌詞を変えてしまえば明らかに著作権に違反している。
長年クレームをつけられても何等改善対策を講じていないことから見ると、森進一は、自分の私生活と歌詞がダブってしまい、この歌がヒットしたのは自分の歌唱力の賜物とすっかり思っていたのだろうが、残念ながら歌手は単なる歌い手でしかなく、こと作品に関しては全く権限がないのである。

そのことを知らず、尊大な思い上がりから「あれは、森進一の歌」とやってしまえば、当然ながら川口康範からの厳しい反発を招くのは必定である。
川口康範による、自筆の絶縁宣言書を見たが、森進一の謝罪行脚を三文芝居と切り捨て、お土産の羊羹を送り返したり、怒りのすさまじさが筆跡からも感じられるものだった。

森進一も無知と傲慢さからとは言え、馬鹿なことをしたものだ。