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バラエティ番組より面白い都知事選の候補者達

公職選挙法によって、無修正で14名の立候補者の政見放送を聴くことが出来る。
石原や浅野達、いわゆる本命候補達の演説は、一所懸命に自分のマニフェストを訴えるが面白さがあるわけではない。
しかし、泡沫候補者たちの演説は、半端なバラエティ番組より遥かに面白い。
本人達は真面目に喋っている積りかもしれないが、供託金没収など気にもかけないような荒唐無稽、抱腹絶倒の内容が多く、大いに楽しめる。

例えば、自称ストリートミュージシャン外山恒一(36歳)。
自他共に認める泡沫候補らしいが、何とネット投票では石原に続いて二位、あの浅野より上位とは驚き。
「少数派には選挙は関係ない。選挙なんかでは何も変らない。政府転覆しかない!投票するなら自分、せめて選挙に行くな。」
「多数派はやりたい放題」と絶叫調で主張しながら、自らは少数派と称して言いたい放題。
果ては、「私が当選したら奴らはビビる。私もビビる。」
どこまで真面目で、どこからお遊び、おふざけなのか?

佐々木崇徳(64歳)は、職業が勝訴証拠評論家。何のことか分からない。
松下電器か何かの裁判で不当な扱いを受けたとして、裁判官、検事、弁護士の実名を上げ、恨みつらみを延々滔々と主張している。
検事を現行犯逮捕したため(?)、自らも逮捕されたらしい。
顔だけ見ると実直な感じだが、主張の内容はアブナイ人だと思われる。
しかし、ネット投票では八位と善戦中。

我らがドクター中松。ネット投票では四位につけている。
こちらは78歳だけあって、静かに語りかけている。
東京都知事は、\こεに有名東京都に長く住んでいるH明が出来るたА垢覆靴らみがないダ深造膿震面椶痢五つの条件を満たす必要がある。」
「私は全てに該当している。」
「候補者の誰も言っていないが、北朝鮮がミサイルを撃ってきたらどうする。私はミサイルUターンを発明した。」
最後の真面目さについては、「私は小学校から東大まで一度も遅刻した事がない。」
この政見放送も、思わず微笑んでしまう。

しかし、あまりに無茶苦茶な発言なので批判が出ているらしい。
いずれも当選確率ゼロだし、本気で相手にするのも馬鹿らしいが、どんな人でも供託金さえ積めば立候補でき、公共放送で五分間ほど自分の意見を発表できる日本は、やはりいい国だと思う。