昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

絶対に、黒川紀章は危ないオヤジ!

東京都知事戦の立候補で、すっかり印象が変わってしまった黒川紀章
彼は、建築デザイナーとして数々の実績を誇り、世界的名声を博していた男のはずだった。

ところが、選挙戦最終日、奥方を引き連れ、浅野や石原の演説会場に乗り込み、候補者をヒヤカシたり野次ったりした挙句、何を思ったのか、しわがれ声を張り上げ「銀座の恋の物語」を熱唱してしまう有様で、「おいおい、チョットおかしくなったのでは?」と心配になってしまった。
横に寄り添う若尾文子
既に70歳を超しているはずだが、依然として変わらぬ美しさにいささか驚いた。
一方主役の黒川紀章
どうも、世界的デザイナーとの肩書きに騙されていたが、本質は危ないオヤジと見た。
本来は泡沫候補のはずだったが、何せ世界的黒川紀章なので、選挙期間中は、テレビ討論でも一応主役候補者扱いを受け、石原や浅野、吉田と肩を並べて発言していた。
しかし、「都庁舎を売却する」 「金持ち主義を変える」等、到底本気で東京都政に取り組む意思があったとは思えない発言のオンパレード。

選挙運動も、独特のやり方を展開し、まともに当選する気などなかったのではと疑っていたが、落戦後の話を聞くと、本人は当然当選するものと思い込んでいた節がある。
選挙結果には大いにショックを受けていた模様だ。
「僕はぜんぜん駄目じゃないか」
選挙速報を見ての呟きらしいが、駄目なのは彼以外の全員がわかっていたはず。
しかも、話している内容はハチャメチャであり、目つきも異様だ。
「当選したら、友人のU2がコンサートをやってくれるはずだった」???
ホンマかいな?
落戦後のコメントで、石原との絶交を口にしていたが、石原も黒川と付き合いたいとは思っていないだろう。

次回の参議院選挙にも彼の同志が立候補するらしいが、どう贔屓目に見ても当選確率はゼロ。
しかし、政治家としては疑問符だらけだが、芸能タレントとしては大いに興味をひくキャラクターらしいので、今後は面白い建築家としてたびたびテレビ出演の機会が増えそうだ。

黒川紀章はアブナイ天才かもしれない。
そう思わせるパフォーマンスだった。

おしまい。