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谷亮子の世界選手権代表選考に異議あり!

またしても不透明な代表選出がなされてしまった。
世界選手権の代表選考を兼ねた、全日本選抜体重別選手権の女子48kg級の決勝で、負けた谷亮子選手が世界選手権の代表に選ばれてしまった。

代表の選考委員会は大揉めに揉めたらしい。
それはそうだろう。
代表選考会の決勝戦で勝っても代表に選ばれないのであれば、何の為の選考会なのか理解に苦しむ。
日本陸連や柔道の強化委員会では、よくよくこのような訳のわからない事態が発生してきた。
委員達が異口同音に言うのは、「過去の実績」とか、「経験豊富」とかだが、それなら選考会など開催しなければ良い。
今回も、強化委員長は、「優勝者よりも谷の方が世界選手権のメダル獲得に近い」「金メダルを絶対に取るためには若手を選出できない」等と、勝負の世界では絶対にありえないような理由を挙げている。
選考委員会の「自分たちの判断を信じて欲しい」とは、況やをやである。
我々が納得するのは、その時点で一番強い人が選出される事であり、仮にその人が世界選手権で負けても、それはそれであきらめる事が出来る。
アメリカのオリンピック代表選考は、まさに決勝戦の一発勝負であり、世界記録保持者と言えども決勝戦で負ければ代表にはなれない。全員が同じ条件でフェアに選ばれるので、例え負けても納得ずくとなる。
一方、我が日本では、過去の栄光だけにすがっているような長老達が、何だかんだと理屈をこね、自分の気に入った連中を選びたがるので、しょっちゅう問題を引き起こしている。
今回も、今までとまったく同様に、最初から何があっても谷亮子を選出する事が決定されていたとしか思えないような結論である。

谷もまた、勝負に生きる人だったら、「このような代表は辞退します」とでも言えば、「成る程!」とオンナが上がるのだが、「きっちり練習を積めば、次はきっと勝てる」と言うので始末が悪い。
「今回の結果は練習不足の所為」とか、果ては「試合の間に母乳を搾りながら」とか、想像するのもおぞましいような言い訳をする見苦しさで、このような発言は、必死に努力して勝った選手に失礼千万である。

世界選手権の結果は誰にも分からないが、もしも谷亮子が優勝しても、日本にはそれよりも強い選手がいる事になり、実力世界一として金メダルを取った事にはならない。
強化委員会は馬鹿な選定をしたものだ!