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長崎市長選挙結果について

長崎市長選挙で、故伊藤市長の娘婿が落選した。
わずか953票差で、元市役所の職員に敗れた。
一般的には、長崎市民が世襲を嫌ったと総括されているが、僕は、本当の敗因はあの家族達の所作振舞いだと思う。

選挙期間中は、奥さんが、遺影を抱いて娘婿を応援する。
娘さんは、思いつめたような表情でマスコミに対して「伊藤一長の意思を継ぐ」と宣言する。
どうにもお涙頂戴の度が過ぎていた。

当事者達は落選すると思っていなかったらしく、伊藤市長のお嬢さんの落胆振りは、候補者本人よりも遥かに大きかったようで、選挙結果に毒づいていた。
伊藤一長はその程度の存在だったのか」とか、「長崎市にこんな仕打ちを受けるなんて」とか、あたかも自分の夫に投票しなかった長崎市民が悪いとでも言いたげだった。
しかし、故伊藤市長の遺志を継ぐのが娘婿とは勝手な思い込みではないか。

今回は、突発事故の所為で選挙期間が実質たった三日間しかなかった。
投票率もさほど高くはない。
無効票も多かったらしい。
はたして、この結果が長崎市民の冷静な評価結果なのかは不明だ。

しかし、それは当選した候補者も同じ条件だった。
結果は結果として受け止めるべきだ。
故伊藤市長の娘婿に投票せず、元市役所の課長を選ぶのもまた民意なのだ。
そんなことも理解できず、取り乱した発言をするなど、結果論だが、あんな嫁さんが背後にいる娘婿が選ばれずに良かったのではないだろうかと思ってしまう。