昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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肩叩き、その後の始末記

1月10日、運命の肩叩き。

その時は3月末異動のはずだったが、あまりに大量異動の為手続きが間に合わないらしく、三ヶ月遅れとなってしまった。
当方は、「3月末で今の仕事は終了」の積りでペース配分をしていたので、これには参った。
2月後半になって、「頼むからもう三周してくれ」と言われても、スタミナが残っていない。

自分の行き先については、一切誰にも尋ねなかった。
中には親切に、「こんな噂があります」と教えてくれる人もいたが、何一つ信じなかった。
その結果、自分の分も含めて、人事異動については全く無関心で三ヶ月が過ぎた。

4月に入って、件の肩叩きを通告した人から「ちょっと話がある」と、僕の新職場について説明があった。
彼は、「君も既に自分の行き先については知っていると思うが」と切り出した。
「いやぁ、自分の事は全く知りません。」

彼はびっくりしたような表情になり、「それは失礼した。実は○○に、××の立場で行って貰う事になった」と言い渡した。
僕は、何の感情も示さず「あぁ、そうですか」と答えたが、彼には意外に思えたらしい。
「○○なる会社で××の地位は決して悪くはない」などと、言い訳のような説明をしてくれたが、僕は、いかなる配置転換を受け入れる積りだったので、行き先はどうでも良かった。

「後の体制は、概ねこうなるのだが、どう思うか?」と質問された。
正直言えば色々と不安はあるが、もはや当事者ではなくなる人間が、新体制に批判的なことは言ってはマズイ。
「後の人がやりやすいのが一番でしょう。出て行く僕がコメントするのは余計な事と嫌がられます」と答えた。

いよいよ、次の仕事が決まった。
今までとは全く違う業種になる。
いつまでその仕事を続けるのかは分からない。
数年経てば、次の「肩叩かれ族」がやってきて、僕のポジションを奪うだろう。
それまでの間を、いかに生きがいを持って働くのかで、老後の人生が決まるような気がしている。

人生、至る所青山あり。
もう一旗あげるべく、精一杯の努力をしよう!