昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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君は「玉子屋」を知っているか?

東京は大田区に「玉子屋」なる仕出弁当屋があるのをご存知だろうか?
昭和50年設立。
従業員600名、売上金額は、仕出弁当の販売にしては驚異の72億円。
通常の仕出弁当は、一日千個も売れれば超大手らしいが、この店はなんと2005年には一日6万5千個以上を販売した、とんでもない弁当屋さんで、今大変に注目されている企業だ。

最大の特長は、一食430円と言う超破格の価格にある。
当然、「安かろう、不味かろう」と疑いたくなるが、これが結構美味い。
毎日毎日工夫された献立が並び、コンビニなどで買う弁当に比べ、遥かに栄養のバランスもとれている。
食器はリターナブルのプラスチック容器であり、廃棄すべきごみの発生も少ない。
しかも、帰ってきた食器で、入念にその日の食べ残しを傾向分析する事で、顧客の好みも把握し、次からの献立を改善しているらしく、連日食べても決して飽きがこない。

配送も工夫され、第一弾は弁当が出来上がり次第遠くから配送開始し次第に都内に向かう。
第二弾は、やや遅れて出発し、第一弾の残りを合せ配送する。
最後に、第三弾が、更に遅れて出発し、第二弾の残りを合せて都心部分を配送する。
この様なシステムで、できるだけ短時間で出来たての弁当配送が可能となるため、昼休みに食べる時にはご飯はほのかに温かい。

また、食材の大量購買で、コストをギリギリに圧縮。
美味くて安い仕出弁当を実現している。
我々、貧乏サラリーマンにとっては、福音のような、究極の仕出弁当である。