昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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参議院選挙で各党首の活躍ぶりを評価!

参議院選挙で、各党党首は率先垂範、陣頭指揮、八面六臂の大活躍だ。
ただ、キャラクターの違いが際立ち、見方によっては大変面白い見世物だ。

本命自民党の安倍総裁。
 言わずと知れた日本国の現役総理大臣だが、この間のテレビインタビューで気に入らない質問にキレてしまう度量の狭さを露呈してしまった。
絶叫調の演説は、先輩コイズミの物真似だが、先輩はワンフレーズで纏めていたのに比べ、こちらは前後の話が抽象的でくどい。
人柄が真面目なので、簡潔表現での誤解を恐れているのだろうが、要は度胸がないのだ。
不祥事続出の中で、頑固、好き嫌いが激しい、細かい事に拘る性格がバレすっかり人気凋落なので、今後の選挙期間中に、北朝鮮系とかで一打逆転のマグレ妙手がなければ、信頼回復は難しい。

対抗民主党の小沢代表。
 こちらは師匠田中角栄の教えを真似て、必ず田舎町で遊説開始と、地方優先の姿勢を見せる。
この「地方から都会へ」路線の超大物先輩は中国の毛沢東で、最終的には中国革命まで成し遂げたが、果たして今の日本に通用する作戦なのかが見所だ。
心臓に持病を持つにもかかわらず、クールビズの安倍に対抗し、いつも堅苦しい背広にネクタイ着用と、頑なな対抗姿勢を崩さない。
隠密行動が得意な小沢だが、健康不安説に加え、演説と討論は下手過ぎるのがマイナスとなる。
ディベートでは、圧倒的に安倍に分があるのだが、小沢のボソボソと活気のない喋り方を、実直と見るのかが分かれ目。

公明党の大田代表。
 いかにも公明党の伝統的な委員長スタイルで、映画や歌舞伎の悪役を彷彿とさせる。
演説も迫力があり、声も大きいが、単に「公明党が一番」と絶叫しているだけで、内容は極めて貧弱。
党の実質的リーダー浜四津女史は、さすがに久間発言には怒っていたが、その昔は、平和の党や弱者の味方を自認していた公明党も、赤城農相の釈明には一定に理解を示す等、政権与党の味を覚えて以来、すっかり自民党の補完勢力となってしまった。
元々、選挙活動も布教の一環であり、強固な組織票に支えられている党なので、既に候補者のおおよその当選確実が判明してしまっている為、選挙ウォッチャーにとっては面白さに欠ける。

共産党の志位書記長。
 東大卒の小賢い雰囲気で、首尾一貫して政府と他政党の非難し、「共産党だけが世直しが出来る」と主張している。
しかし、世界中探しても共産主義で幸せになった国が一つとしてない事から、何を言ってもむなしく聞こえ、所詮は庶民のガス抜き政党の域を超える事が出来ない。
ただ他政党のように、単に選挙の票目当てに消費税反対を唱えるのではなく、「財源は大企業への増税でカバー」と、政策は極めて具体的だが、残念ながら日本の経済が大企業を頂点とした下請け、孫請け、ひ孫請けで成り立っている現状では、トップの大企業が疲弊すると、あらゆる企業がダメになってしまう事が分かっていない。
共産党の理論は空理空論であり、本来の革命志向政党としてもすっかり壁にぶつかっている。

社民党の福島党首。
 演説は、その昔の学生活動家のアジ演説をソフトにした感じ。
先祖の社会党村山党首の時、村山総理大臣の餌に釣られ自民党との連立内閣に参加、それまで野に下っていた自民党を助けてしまった。
また、サミット外交や神戸地震時に、政権担当能力皆無である事が満天下に知れ渡ってしまったり、信じていた大の友好国、北朝鮮が日本人拉致を認めて以来、全くの落ち目になった。
ひたすら「憲法9条を守れ」と主張しているが、いまだに何でも反対体質が抜けず、すっかり信頼を失っているので、何を言っても所詮はごまめの歯ぎしり。

その他、新党日本の田中代表。
 国会議員が一人もいなくなるような分裂政党なのに、なぜかマスコミの討論会では必ず末席が与えられている。
慇懃無礼な口ぶりで、自らの長野県政の成果を自慢するが、その長野県知事選挙で、無残な敗北をした事は決して喋らない。
有田芳夫を目玉候補に担ぎ出したが、残念ながら全く目立たっていない。
「何人かが当選し、選挙後にキャスティングボードを握る」なんて奇跡も起きないだろうから、この党は、今度の選挙を最後にこのまま消滅してしまうのではないだろうか。


以上、独断と偏見に満ちた個人的意見なので、反対意見の皆さんゴメンナサイ!