昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

小池百合子の安倍内閣閣僚辞退について

あまりの暑さにゴルフをあきらめ、連休中も家に籠った。
暇にまかせて、ややネタとしては時機を逸した感があるが、小池百合子の閣僚辞退について考えてみた。

つい最近「小物の外来種」と自らを卑下したにも拘わらず、あたかも今回の改造内閣でも、当たり前に大臣のポジションが約束されているかのごとく考え、「防衛相を辞める。横滑りもしない、今後は一兵卒として安倍政権を支える」と会見した小池の厚かましさには驚くばかりである。

安倍首相の応援団産経新聞では、今回の小池の行動は、彼女の処遇に困っていた安倍にとって「渡りに船」だろうと喜んでいる。
週刊文春の情報では、小池は守屋更迭については安部の了承を得たと勘違いしていたらしいが、あまりに拙速に事を急いだ為に、守屋の巻き返しとライバル塩崎の横槍によって、アメリカ行きで確固たるものにしようとした防衛相留任が頓挫したらしい。

イージス艦情報漏洩の責任をとる」との小池の発言を額面通りにとる人はいない。
小池は、今回の行動で、「本来、情報漏洩の最大責任者は守屋事務次官。しかし、守屋は全く責任を感じていない」と訴えたかったのだろう。
この間の守屋とのバトルで、自分をかばってくれなかった安倍晋三に愛想を尽かした事も考えられるし、憎っくき守屋への強烈な皮肉であり、当てつけだろう。

要は、天下国家を論じているのではなく、自分の足を引っ張り、恥をかかせた守屋と、かばってくれなかった安倍への恨み節であり、いかにもオンナを売り物に政界を泳いできた小池の体質そのものが見事に表れたと見る事が出来る。
こんな、了見の狭いオンナが、日本国の防衛の総責任者だったとは、考えただけでも空恐ろしい。

小池は、女性の社会進出のシンボルのような存在のはずだ。
カイロ大学卒(カイロ大学がどんなものかは知らないが)、ジャーナリストを経て政界進出、ついには女性で初めての防衛相。
オンナの身一つで、大臣にまで立身出世したのだから、ソレナリに能力も高いはずだ。
しかし、防衛省事務次官人事を巡る稚拙さ、発作的な記者会見での閣僚辞退、そして記者会見での不遜な態度などを見ると、実際には自分の能力は更に高いと錯覚してしまい、田中真紀子同様に一時期次期首相候補と持て囃された事を本気で信じているのでは不安になってしまう。

渡り鳥、はぐれ鳥小池がどこの政党に落ち着くのかは知らないが、今後は是非とも一兵卒として留まり続けてほしい。