昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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朝青龍モンゴルに帰国で思った事

すったもんだの大騒ぎの後、朝青龍は故国モンゴルに帰国した。
彼は、結局一言も発する事がなかった。
言い訳をしなかったとも取れるし、謝罪の言葉がなかったとも言われている。

医師の話で、診療時に「こわい」と言ったらしいが、無敵を誇った横綱にしては情けないセリフだ。
また、まるで駄々っ子のように「モンゴルに帰りたい」と言い続け、なかなか許可が下りないと全く不貞腐れたかのように沈黙したのは、少なくとも朝青龍が反省などしていないことを表している。
僕は、朝青龍は、なぜ非難されているのか分かっていないと思っている。
彼は、ずっと今までやっていた、当たり前のことをやっただけなのに、今回に限って日本中から非難の嵐を浴びた事に面喰っていたはずだ。

朝青龍の仮病を非難する人が多い。
彼が、腰を疲労骨折していた事は絶対に仮病だろう。
しかし、相撲界は仮病だらけの世界だ。
成績の悪い横綱大関が休場する場合、まるでとってつけたような病名が付けられる。
こんな時、誰もが仮病だとわかるが、今回のように一斉に非難の声が上がる事はない。
相撲界の公式行事の巡業をさぼった力士はたくさんいたはずだが、これも朝青龍のように厳しい非難を浴びた事はない。
今回は、朝青龍が不参加だった事で全国的に巡業が注目され、いたるところで大盛況だった。
これもまた、朝青龍が不人気という人気があった証拠だろう。

要は、朝青龍は皆の嫌われ者だったので、ここぞとばかりに叩かれたのだろう。

今回の帰国は無期限だとも言われている。
朝青龍は、何にも説明しなかったので、病気を治して再度日本で相撲を取る気なのか、このままモンゴルで引退してしまうのか分からない。
不世出の名横綱の一人に数えられる朝青龍が引退してしまえば、相撲の面白さは半減する。

僕は、朝青龍が再び相撲界に勇姿を見せてくれることを期待していたが、格闘家としてはあまりにも女々しさを見せられ、もはや叶わぬ夢だと割り切った今回の帰国姿だった。