怪しいねェ。
きのうの党首会談、二人っきりで一時間近く。
一体何を話したんだろう?
思うに、何が何でもテロ特措法を成立させたい福田首相と、ここが参議院選挙大勝を受け、ここが勝負時と睨み一気に解散総選挙に持ち込みたい小沢党首。
この二人の思惑が一致するのは、この点に尽きる。
以下は下種の勘繰り。
福田)小沢さん、アメリカ訪問のお土産がいるのヨ。テロ特を認めてよ。
小沢)分かるけどさぁ、俺だって立場があるのヨ。今さら「ウン」とは言い難いなァ。何せ一貫性の小沢が売りだ からね。
福田)何とか双方がカッコつく方法を考えようよ。
小沢)う~ン、じゃァさ、解散してくれる?今だったらウチが勝てそうなんだモン。
福田)よしッ、分った。だけど公明党にどう説明しようかなァ。
小沢)民主党の案に近いテロ特修正法案を衆議院で採決。参議院はうちがチョロっと抵抗で成立させ、その後 解散なんてどうヨ?両方で知恵を絞って考えよう、もう一回コレ党首会談やろう。
福田)そうだね。今後お互いに困ったら相談しようゼ。何なら一緒にやらない。公明党よりも小沢さんの方が やり易いんだよネ。
小沢)ウンウン、公明党には俺もずいぶん苦労したもん。一緒にやるのもいいかも知れんなァ。
福田)そうしよう、そうしよう。元々一緒の仲間だったんだもんネ。親父と角サンは仲悪かったけど、我々二人は 仲良くやれそうな気がするヨ。
小沢)よっしゃぁ!
と、まさにキツネ(福田)とタヌキ(小沢)の化かし合いと腹の探り合い。
マァ、福田首相が拘るテロ特措法は、海外からも大変期待されている重要法案なのかを分からないし、衆議院選挙で必ず民主党が勝つ保証もない。
ただ、今回の党首会談で政局が動けば、選挙ウォッチャーにとっては近々面白い見ものがあるのではと期待してしまう。
それにしても、あの剛腕小沢とサシで向かい合い話し込むとは、穏やかなと顔と話しぶりに似合わず、福田さん、あんたもヤルネェ!!