昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

大胆に予想するが、橋下徹大阪府知事は任期を全う出来ない!

弁護士であり、テレビタレントだった橋下徹は、いつも明るく元気印のキャラ。
ある意味硬派で、本音でズバリと威勢が良い発言を繰り返しそれなりの人気者だった。
今回、スッタモンダの挙句に大阪府知事選に打って出て大勝、なんと東京都知事と並ぶ重要ポジション大阪府知事に当選してしまった。
大阪府は今や五兆円の負債を抱え倒産一歩手前なので、誰がやってもうまくいくはずがなく、ここは大博打だが橋下徹に期待しようとの、いかにも大阪府民らしい洒落っ気の結果だろうが、案の定と言うかはたまたやっぱりと言うか、府知事となった橋下はいきなりダッチロールを始めてしまった。

府知事になるまでの放言の数々は不問としよう。
過激な発言のオンパレードもまた愛嬌として片付けよう。
ただ、公人となった後は「失言申し訳ない」ではすまない。
橋下は、自分が気に入らないとNHKに喧嘩を売り、フジテレビで毒づき、今までのチンピラ芸人の真似事のような生き方が大阪府民の共感を得ると思い込んでいるようだ。
府知事の所信表明演説も、肩に力が入りまくりで「皆さんは破産会社の社員」とか「私と一緒に死んでもらう」とか、時代がかったものだったが、これは明らかにマスコミを意識したものだ。

ただ選挙時の公約となると、既に多くを修正し始めており、支持者からも裏切り者扱いをされ始めている。
府債発行ゼロ、人件費削減等、橋下政治の根幹をなす部分でも、実現不可と見るとサッサと初心を変更してしまう。
これを「臨機応変」と好意的に見ることは出来ないでもないが、やはり「あまりに軽い」と見るのが一般的だろう。

同じような経緯で宮崎県知事となった東国原とは選挙の応援以降蜜月が続いているが、まじめに地方自治を勉強した後に政治を目指した東国原と、なんとなく選挙に受かった橋下では、リーダーとしての準備期間が決定的に違っている。
生来のおっちょこちょい気質が抜けない橋下だけに、今後ともウケ狙いの発言は続くだろうし、獲物を狙い続けるマスコミからは格好のターゲットとして面白おかしく取り上げられるだろう。

橋下は、別段府知事になりたくてなったわけではない。確たる信念など元々ない。
しかも、何をやっても大阪府の事態が改善される見込みもない。
不自由さを感じ始めた途端、アホラシクなって仕事を投げ出してしまうのでないだろうか。
過去に橋下は、テレビのレギュラーを投げ出したことがある。
普通に考えれば、府知事とテレビのレギュラーでは事の重大さが違うと考えるのは常識だが、自由人橋下には通用しない。
無責任だがあえて大胆に予想すると、橋下は任期一杯を全うすることはないだろう。