昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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先生と呼ぶ馬鹿、呼ばれる馬鹿。

どうにも気に入らないのが、国会議員たちがお互いを「先生」と呼ぶ習わしだ。
自民党民主党も、ベテランも若手も、国会議員は異口同音に「○○先生」「△△先生」と話しかける。

この世には、「先生」と呼ばれる連中が少なからずいる。
一番違和感がないのは学校の教師だ。
幼稚園児の時から高校生まで慣れているので、素直に「先生」と言える。
大学になると、些かモッタイブッテ、「教授」と呼ぶ事になる。
医者や弁護士もまた「先生」と呼びかけられる。
この辺は、自分に利を与えてくれる職種への尊敬と諂いがあるように思える。

次に使用頻度が高いのは小料理屋や飲み屋で、これはオネーチャン達に「センセイ」とカタカナのニュアンスで呼びかけられ、鼻の下を長くしてしまう。
ここは「先生」の安売りで、ちっとも有難みがない。

国会議員たちは地元でも「先生」呼ばわりされているようだ。
多くの陳情団が国会議員に対して、「先生のお力添えで是非とも」と頼み込んでいるシーンが映し出される。
国会議員は国民に選ばれた公僕だから、主役は国民の側にあるはずなのに、必ず国会議員の方が威張っており、陳情団が「先生、先生」とすり寄る様は、まさに殿様に謁見を賜っているように見えてしまう。
これなど絶対に主客転倒で、国会議員たちはどう考えても「先生」の呼称に似つかわしくない。
一昔前、田中真紀子鈴木宗男が、お互いを「先生」と呼びながら、内容は罵り合っていた事があったが、全くサマにならない。

最近は、社外はともかく社内では名前で呼ぶケースが増えている。
慇懃無礼に役職で呼びかけたり、不必要に「先生」なる尊称をつけるより、普通に名前に「さん」付けする方がスマートだ。
国会議員たちにもぜひとも実践して欲しいものだ。
因みに僕は、社内では社長であれ担当者であれ女性であれ、全て「さん」で呼ぶ事をモットーとしている。