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チベット

チベットで騒乱が発生。
これは、中国の圧政が原因なのか、はたまたダライラマ14世によるクーデター計画なのか?
中国国営テレビは、「今やラマ市内は平穏」と、平和に買い物をする市民と映し出していた。
一方、観光客の証言では、ラマ市内は依然として不穏な雰囲気との事なので、どちらかが嘘をついている事になる。
観光客がわざわざ嘘をつく必要はないので、普通に考えれば中国が世論操作を行っている事になり、そうであれば、今回の事件で中国は隠さねばならない程の弾圧を行っているのだろうと容易に想像できる。

最近では、ダライラマ14世はチベット独立を主張しなくなっているようだ。
むしろ、高度な自治権を獲得し実質的な独立を目指しているようで、今回のチベット騒乱でも感情的な批判を避けているように見える。
北京オリンピックにも反対していない。
その結果、チベット人の中でダライラマ14世への反対勢力が登場し、チベット陣営で分裂傾向が見られるらしい。
一方の中国はチベットであれ台湾であれ、絶対に独立を認めず、そのような動きには武力弾圧を躊躇しない。
我々から見れば大国中国の傲慢さしか見えない構図だが、今回のチベット騒乱に対しても日本政府の動きは全く見えない。
福田首相や現自民党政府の要人は基本的に中国ベッタリ派であり、また民主党の小沢党首にしても先般の中国訪問で胡錦濤主席に謁見して頂いたような態度だったし、要は政界は与党野党を問わず、中国に対して言いたい事すら言えない状況になっている。
財界もまた、中国ビジネス最優先であり、中国のご機嫌を損なうような発言は絶対にしない。
そして、民間もまたあらゆる中国製品にどっぷりとつかった状態なので、万一中国製品が輸入されなくなったら生活に支障をきたしてしまう。

チベットの人達は可哀そうだな」と同情はしても、中国を怒らせるのもまずい。
ここは一番黙殺するに限る。
今の日本は、上から下までこのようなこのような打算的な考えにまみれてしまっている。
結局は、日本において中国の存在感がいよいよ強くなっている事が透けて見える。
台湾はさぞや心細いだろう。
万一、あの中国に併合された暁には、まさに今のチベットが遭遇しているようなとんでもない未来しかあり得ない。

こんな情勢下で、我が日本はいつまでも中国の経済力にひれ伏すような対応でいいのだろうか?!
今こそ中国相手に金儲けしか考えないような政治家や財界とは決別した、「貧すれど鈍せず」「武士は食わねど高楊枝」精神で、一切の中国製品不買の試みが必要だと思う。