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フィギュアスケートって変だな

スウェーデンで開催されたフィギュアスケートの世界選手権。
浅田真央選手が見事に優勝。
昨年の安藤美姫に続き、日本人選手が二連覇。
日本中が大喜び!   なのだが......

なんだか納得できない思いなのは、ひねくれ者の小生だけだろうか?
第一、 わずか数分間の競技なのに、プレイスタート直後に見事なほどにスッテンコロリンと転倒しても優勝できるなんて、ちょっと他の競技では有り得ないのでは。

日本人が金メダルを取れるスポーツは少ない。
最初のころはテクニックでごまかせても、その内、絶対的に身体能力の高いアフリカ勢や、身の丈二メートルはあろうかと思える外国人たちが本気になると、どうにも分が悪くなる。
また、昔はアジアでは圧倒的にナンバーワンで、アジア大会ではダントツの金メダル獲得だったが、今や中国はおろか、韓国にも追い抜かれ、「過去の栄光、今いずこ」状態となっている。

その中で、フィギュアスケートでは、日本人選手が世界に通用するケースが多い。
勢い、たくさんテレビ放映や新聞で取り上げられるが、今回のように大失敗しても勝てるとなると、よほど他の選手の競技レベルが低いか、あるいは人材難かのどちらかだろう。
そう言えば、大体いつもほとんど同じメンバーで争っているような気がする。
また、絶対的にタイムとか距離とかを競うものではなく、採点競技の為に審判の主観が強く反映される。
芸術点なんて、何とでも理屈が付けられそうなので、どうやらいつも強いと思われている選手がいささか有利なように思える。

フィギュアスケートは、練習場を確保するにも世界的コーチを雇うにもかなりの資金が必要なので、未だ貧乏な国々ではあまり盛んではないのだろう。
経済大国日本の選手たちは、ハンドボールの「中東の笛」のような依怙贔屓が期待できるのかもしれないが、スポーツの本質は、天才たちが鍛え上げられた肉体を駆使し、極限状態で戦い優劣を競うところにある。

マスコミも、浅田真央選手金メダル獲得を、「失敗を乗り越える強さを身につけた」等の提灯記事で報じている。
しかし、日本人が勝てば喜ぶのではなく、少々耳触りは悪くても、「あんな勝ち方では駄目!」との指摘も必要と思うのだが。