昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「・・・かもしれません」???

日本語は、文法上最後の最後まで否定か肯定かが分からないので、今世の中で流行りのプレゼンテーションに向かない言語だ。
一方英語の場合、基本的には最初に結論が分かり、しかも極めて「Yes or No」がクリアな表現が多いので、内容がアホなものでも、何となく説得力を感じる。

そして、日本語のトドメの表現が、標題の「・・・かもしれません」だ。
この言葉は、ただでさえファジーな日本語なのに、最後になって更に結論をぼかしてしまう。
こんな表現は、グローバル時代に最も合わない。

韓国の、「ケンチャナヨ
タイの、「マイペンライ
いずれも、「まぁイイッカ!」的に結論をあいまいにする言葉で、韓国やタイの国民性を表す典型的表現とされてきたが、グローバル時代の現在、両国とも脱「ケンチャナヨ」、脱「マイペンライ」を指導しているらしい。

日本の「・・・かもしれません」は、あくまで参考意見を述べただけと自分の責任を回避する言い回しで、国際的に通用するものではない。
僕自身は、極力使わないように気をつけているが、それでも精神的に自分の負担が減る事は間違いないので、ついつい最後になって「・・・かもしれません」と言ってしまう事がある。

韓国、タイと同様に、日本全体でも、脱「・・・かもしれません」の意識改革が必要だ。
まずはその第一歩として、あらゆるマスコミ、特にコメンテーターと称して無責任極まりない発言を繰り返す連中こそ、一切「・・・かもしれません」を使わないようにして欲しいものだ。