昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ヒール石井慧が大人気!

いやぁ、オモロイ奴が出て来たものだ。

いしいさとし四段。

北京オリンピック柔道100kg超金メダル獲得後のインタビュー
「プレッシャーはありましたか?」の質問に「オリンピックのプレッシャーなんて、齋藤先生のプレッシャーに比べたら屁のツッパリにもなりません。」
「何をしたいですか?」の質問に、「思いっきり遊びたいです。やっぱり練習したいです」で一躍大ブレイク。

「屁のツッパリ」は、石井が大好きなマンガ「キンニクマン」の台詞のパクリらしい。
金メダルを取った時の取って置きだったらしいが、どう考えても意味を取り違えている。
「遊びたい」発言を聞いたテレビ解説の篠原は「石井は喋らない方がいいですね」とコメント。
その後のテレビ出演を制限されている。
石井は「生放送出演したかった。喋りでも実力があるところを見せたかった。」と残念がっているらしい。

その後も自由奔放な発言が続いている。

脳みそも筋肉状態の単なる柔道馬鹿かと思っていたが、意外にも大変な読書家で、且つ自らの柔道にも一家言のあるインテリ的要素も持ち合わせている。
ただひたすらストイックに道を究める柔術家ではなく、絶対的な強さに憧れ、徹底的に勝ちの拘る珍しいタイプの開放的な勝負師のようだ。

彼は、「今や柔道ではなく、横文字のJUDOになった。強かったり早い奴が勝つのではない。変化に対応で来た人間が勝つ」と、ダーウィンの進化論を力説していた。
日本的な一本に拘る気持ちなどサラサラない。
ポイントを取り時間を稼ぐ勝つJUDOに徹する。
大事な金メダルでさえ「モハメド・アリに倣って川に投げる」とか、「小川道場に寄付する」とか、常識的な識者が聞けば目を丸くするような事を平気で嘯く。

一見オッチョコチョイのビッグマウス
ヒールを自認し、悪役系統の朝青龍小川直也への尊敬の念を隠さない。
そう言えば、顔つきや笑顔が尊敬する朝青龍に似ている。
ついつい、善玉になりたがる人が多い中で、石井慧は明らかに異彩を放っている。

まだ21歳。
力任せに技を繰り出す世界の潮流に取り残され、日本男子柔道は既に国際大会で通用しなくなっている。
間もなく女子柔道も同じ傾向になっていくだろう。
石井慧には、日本柔道界の救世主として、孤高の道を歩んでほしいものだ。