昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

最後は茶番劇で終わり、小泉純一郎突然の引退

一世を風靡した政界の風雲児、小泉純一郎が突然引退を表明した。
なんでも後継候補は次男坊主で、既にいろいろな場面でお披露目に勤しんでいたらしい。

小泉は、今回の自民党総裁選挙でも勿体付けたように小池百合子を支持したが、まるで不発。
最も路線の違う麻生太郎に大惨敗を喫っしてしまい、小泉改革と言っただけで票が集まった昔が懐かしいほどの凋落振りを露呈した。
またタイミング悪く、アメリカでリーマンブラザーズが破綻。
あれこそ、規制緩和だけで世の中が良くなるような小泉改革の成れの果てと批判されても、有効な反論すら出来なかった。

昔の盟友森喜朗からも「小泉改革は功罪の罪の方が大きい」と批判される状況で、ここらが潮時と見たのはさすがの逃げ足だ。

全く置いてきぼりを食らったのが、前回の選挙で煽てられその気になって立候補してしまった、所謂小泉チルドレンの面々。
なかでも佐藤ゆかりは、「引き際が立派です」と一番間抜けなコメントを出した。
本来なら同志のはずの仲間たちを捨て去り、自分の息子への地盤禅譲を優先した男の、いったい何が立派なのだろう。
また、猪瀬直樹は「バッチをはずす事で、改革のシンボルとして生き残る」と、これまた訳の分からない賞賛ぶり。

小泉自身が明言していたように、彼は全てを使い捨てにしながら権力を維持してきた。
自民党に擬似対立する事で、自民党への批判票を取り込む事に成功した。
「小泉なら、いつかは古い自民党をぶっ壊してくれる」
多くの国民が、彼に幻想を持った。
しかし、彼は自民党を壊さなかったばかりか、見事に政権政党に定着させることに成功した。
そして、今度は自分の息子の永久就職先として自民党を選んだ。

小泉が、いわゆる空気を読む能力に長けた政治家ではある事は間違いないが、その改革路線は完全に終焉を迎えた。
中川秀直小泉チルドレンは、「小泉改革の継承」を主張し続けてさえいれば、いつかは小泉が自分たちの領袖として復帰するはず、そうすれば、自民党の主流派として残れると勘違いしていた。
息子を後継者にするだけの為に、梯子をはずされた彼らが哀れだ。