昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ルイヴィトン製バッグの欠陥

僕は、長年にわたりルイヴィトン(以下LVと略)製品を愛用して来ました。
一般庶民から見ればかなり高価ですが、世界中で通用するブランドへの信頼と、何より丈夫で長持ちすると信頼してきたからです。
しかし、現在使用中のバッグで看過できない不具合が発生しています。
その為LV日本に問い合わせたところ、信じられないような回答があった為、強い憤りを感じております。

不具合は、恐らく10年以上前から使用してきたバッグに関してのものです。
商品はLV社の当時のヒット商品タイガライン(緑色)で、商品名は忘れました。
購入して数年経過後、中に入れていた貯金通帳のカバーに緑色の汚れが目立ち始めました。
「まぁ、カバーが汚れる程度なら」と放置してきましたが、次第に同様の汚れが目立ち始めました。
そして、この10月中旬ある講演会に出席した記念に貰った著者直筆サイン入りの本に汚れが付着する事態となった為、改めてバッグの中を見ると、中仕切り両側面とポケットの両壁、合計四側面で無惨な色落ちが発見されました。

そこで、LV社カスタマーセンターに電話連絡した所
     ・この製品では同様クレームが発生していることを認識している
     ・原因は使用材質のポリウレタンが劣化したもの
     ・修繕には応じるが同等材質での修理になるので100%再発しないと保証できない
と言われました。
当方から、
     ・LV社製品は、長期間使用を前提にした信頼第一のはず
     ・わずか数年で内容物を毀損するようなら欠陥商品ではないか
     ・同様問題の再発危険を分かっていながら、材質を変えないのはクレーム対策ではない
と問いただすと、
     ・申し訳ありません
     ・個人的には理解できますが、会社の方針です
     ・LV社負担で送ってもらえば修理します
としか答えません。
30分以上押し問答した結果、やはり直接クレーム内容を説明した方が良いとなり、LV社○○店で話し合う事になりました。

翌日訪問した○○店は、更に理解できない対応でした。
当方から応対したフロアマネージャーに、前日のカスタマーセンターとのやり取りを説明しましたが、彼女からは
     ・使用材質のポリウレタンが湿気に弱い為ベタツキが発生し剥がれ落ちている
     ・しかしLV社は、他の製品でもポリウレタン部品を使用している
     ・LV社としては、材質が不適とは思っていない
とのものでした。
   
当方から
     ・他製品に使用していようと、現にこの製品でこれだけの問題が起きている
     ・それなのに、改善をしないまま修理しても再発する恐れがあるだけ
     (ここで、「最近のポリウレタンは以前に比べると良くなっているはず」との説明があり、
     「では証明できるデータがあるか?」と聞くと、「それはない」との返事あり)

「内容物を毀損する可能性があるバッグは欠陥商品と思うが、LV社はそれを知った上でも改善することなく発売するのか」と聞くと、「そうです」との答え。
驚いてしまい、「ではあなたが言った通りに文書にしてくれ」と要求すると、「LV社では書状での回答は許されていません」

製品保証の考えから見れば、明らかに現実に問題が発生しているのに、他の製品で使っているから材質が不適ではないと言い張るのは詭弁でしかありません。
それを指摘しても、彼らは「個人的には理解できるが、今自分たちに可能なのは同等材質で修理する事だけ」と繰り返すだけで、全く水掛け論のままでした。
「世界一のバッグメーカーLV社の品質管理体制はそんなものなのか?」に対しては、「申し訳ありません」
「バッグの内容物を守る為に、ホームページで不具合が発生していることを公開するか、リコールするべき」と言うと、「貴重なご意見なので会社に申し伝えます」と、まるで暖簾に腕押し。
まるで、マニュアル通りにしか対応しないロボットと同じで、言葉遣いは丁寧だがまさに慇懃無礼そのものです。

止めは、「とりあえず、今のままではバッグとして使用できないので修理して欲しい」と言って席を立とうとしたら、「ではお見積もりをします」と言い出しました。
信じられない思いで「これはクレームですよ。被害を受けているので修理して欲しいと要請しているのに有料なのか?」と質問したら。「これは有料修理となっています。申し訳ありません」としか答えません。

馬鹿らしくなって席を立ちました。
その後前日電話のカスタマーサービスマネージャーに、無料修理ではなかったかと聞くと、「○○店から連絡がありました。私の説明が誤解を与えたのは申し訳ないが、送料が無料の意味だった」と答えます。
「市場クレーム品なので無償修理すべき」と言えば、「長期間使用による部品の痛み」と言い訳。
「使い方を誤ったわけではない。中に物が入れられないような物はバッグではない」と言い返すと、「仰っている事はよくわかります」の決まり文句。
「信頼の武器に高い製品を販売し、数年で使い物にならなくなると更に高い修理費を取り、それでも100%保証できない、数年経てば同様問題が発生するかもしれないものを与える事は詐欺ではないか」と問いただすと、「そう考えられるのは悲しい事です。私も個人の立場で答えることは出来ませんので」と、何度も嫌になるほど聞いた「申し訳ありませんが」を繰り返すだけでした。

僕は、バッグは中身を運ぶものなので、内壁が剥がれ落ち内容物を汚すような製品は欠陥商品と思います。
またLV社ともあろう会社が、使用した材質がその問題を惹起した事を認識しているのに、改善しないのは品質管理と保証の面から信じられません。

また、LV社の修理費は一般に比べればかなりの高額です。
既に材質に起因する不具合があると認識しているのに、問題未解決のまま有料で修理する姿勢も理解できません。
ポリウレタン製部品の商品を購入して、同じ不具合を経験した人はかなりいるはずです。
僕の周辺にも複数いますし、LV社自身も、その事は認めています。
彼等は、「ベタツキ」と表現していました。
しかし、それでも欠陥商品ではないと言い張り、相変わらず同様材質でできた商品を販売している。
そして問題が起きると、高価格で修理する。
これでは、マッチポンプの大儲けビジネスになります。

世界中でいくらでも売れるとのLV社の驕りを感じてしまいます。
僕は、ルイヴィトンが嫌いになりました。