昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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最終日はアムステルダム市内観光

一週間のヨーロッパ旅行も今日で最後。
主だった美術館はほとんど制覇した積りなので、最終日は二軍と思しき名所を訪ねた。

午前中は曇り空でさほど寒くはなかったが、午後になると急に冷え込み雪が舞い始めた。
続いてカモメが飛び交う、寒々とした運河にかかっているマヘレ跳ね橋を渡ってエルミタージュ美術館別館へ。
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世界三大美術館の別館だが、正面はともかく側面は工事中でお世辞にも褒めようがない。
展示されているのは、ロシアロマン派の巨匠のフリードリヒ何とかの作品。
たぶん名作だろうが、何せ有名な絵じゃないと感激しないようになってしまった、まるでミーハーファンの不肖私メには難し過ぎる。

続いてレンブラント広場。
ここは単にレンブラントの像があるだけ。
そこから東インド会社を探す。
地図で「この場所に違いない!」と入っていったら、番人の黒人が「ここはアムステルダム大学で、今日は休み」と追い出す。
そこで近所を探し回るが、どこにもない。
あきらめて旅行案内書を見たら、「現在は大学の設備になっている」と書いてあった。
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アムステルダム大学のそばに、ハシシ博物館とタツゥー博物館が並んでいる。
オランダでは大麻は合法のようだ。

昼飯は中華料理店へ。
やたらと注文を急かす店員に「何がお勧め?」と聞くと「チャーシューメン」と答える。
注文したら日本のものとは似ても似つかない代物が登場した。
まぁ、何とか食べられた。
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市内観光は、トラムに乗るのが便利だ。
トリッペンカールトという回数券を持って、乗車すると運転手か車掌が二枚目の場所に判を押す。
車内にも自動改札機が置かれている。
車掌が忙しそうにしていると、乗客は自ら自動改札でチェックを入れている。
この地では性善説で運営されているとつくづく思う。
切符を買っていなくても乗車できるし、めったに来ない車内改札さえクリアできればタダ乗りのヤリ放題になる。
またスーパーで買い物しても、店員は精算の時に値札を見るだけ。
レジ袋もないので、そのまま客が持参した袋に入れて持って帰る。
金を払った証拠もないし、また黙って持ち出しても分からないのではと不安になる。
しかし、誰もそんな事はしないのだろう。

今回は六泊八日の旅。
基本的に美術館を巡り、ヨーロッパの古い建物を満喫した。
食い物はまずいが、さすがにヨーロッパの歴史を感じる事が出来た。
この地域の連中はほぼ全員が、母国語だけでなく、少なくともフランス語、ドイツ語、そして英語を話すマルチリンガル

ヨーロッパでは、少なくとも片言でもいいから、英語を話せば何とかなるものだ。