昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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デンハーグとデルフトへ

3早朝まだ暗いうちからトラムに乗ってアムステルダム駅へ。
そこからデンハーグまで列車に乗る。
昔はハーグと言われ、国際司法裁判所があるところだ。
目的はマウリッツハウス美術館。
ここには、昨日からすっかり専門家気取りのフェルメール作品が三点展示されている。
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現地到着は10時ちょっと過ぎ。
すぐに入館でき、レンブラントフェルメール作品を満喫。
やはり客が少ないので、本当に間近で世界の名画を鑑賞した。
ところが、だんだん客が増えてくる。
そして、昨日同様にイルボン観光団がドッと押しかけると、もう静寂などなくなってしまう。
団体客は、果たしてこんな作品を見て感激しているのだろうか?
ガイドの機械的説明を集団で聞きながら、時間になると次の作品に移動する。
「もっと自分の気持ちで観賞したほうが」と、余計なお世話を焼きたくなってしまう。
全てを見終わって美術館を出たら、外には長蛇の列が出来ていた。

デンハーグを後に、予定になかったが、フェルメールの故郷デルフトへと足を伸ばした。
ここは観光案内にも詳しくは説明されていない。
地図もないので、まさしく行き当たりバッタリの観光となった。
駅に降りたもののオランダ語の地図しかないので、目的の場所が皆目見当つかない。
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何とか駅前の自動案内機でゲットした地図を頼りに、プリンセンホフ博物館までたどり着いた。
そこでお茶を飲みながらウェイターのオニイサンに「フェルメールの生誕地は?」と聞いたらすぐそばだと教えてくれた。
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フェルメール記念館は、単に彼が生まれた場所に彼の全作品のコピーを年代順に並べただけなのだが、解説が丁寧なので、更に俄かフェルメールファンに磨きがかかる事となった。

ついでに世界のデルフト焼の商品も見て回った。
これは全て目の玉が飛び出るほどに高い。
汚い店に400万円するような商品が展示されていた。
「ずいぶんと高いナ」と聞いたら、「こっちに安いものがありますよ」と連れて行かれた場所に、似たような物が1500円ほどで売られていた。
「Good, but real royal Delft?」と冷やかしたら、笑っていた。
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デルフトは町並みと言い、観光スポットの多さと言い、デンハーグに勝るとも劣らない。
ただ、団体観光が多いイルボン達にはあまり知られていない。
この日もすれ違ったイルボンはわずかに一組二人だけだった。