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キャノン御手洗会長の胡散臭さ

キャノン大分工場建設をめぐって、脱税容疑でコンサルタント氏が逮捕された。
このコンサルタント氏は、キャノン会長にしてあの経団連会長、いわば財界の総理大臣御手洗富士夫のポン友との事。

この手の話は、往々にして胡散臭い。

まずキャノンの工事について、社員6名しかいないコンサルタント会社を必ず通さねばならないのがおかしい。
次に、このコンサルタント氏が、会長の長年の友人と言うのがさらに胡散臭い。
何でも彼は、日本でもトップクラスのVIPに、アポなしで会えるとの事。
そして二人はゴルフ友達らしい。(防衛庁次官でも、こんな話がありました)
一体、料金はどっちが払っていたのだろうか。
しかも、自宅までコンサルタント氏関連の会社から購入したとなると、益々持って真っ黒なほどに怪しい。

さっそく、御手洗会長は「自分も会社も無関係」と釈明した。
さすがに、伝票操作上はキャノンが関与している事はないだろう。
しかし、コンサルタント氏は、会長の威光を借りてキャノン関連の仕事に介入、リベートを取っていたとすると、キャノンは必要以上に高い買い物を続けていた事になる。
何せ、このコンサルタント氏が稼いだ裏金は、すべてキャノンが支払ったものだ。
自社の工場建設で裏金が動き、当事者として長年の友人が逮捕され、結果としてキャノンに不利益をもたらしたのなら、御手洗会長の道義的な責任は免れない。
また、長年にわたりこれだけ胡散臭いコンサルタント氏経由でキャノンの仕事が発注されていたら、普通なら疑問に思うものだが、一切内部告発すらなかったところを見ると、キャノンの社員も同じ穴の狢だ。

おそらく今後、叩けば埃が出てくるだろう。
経済人として、功成り名を遂げた御手洗会長も、こんなダーティーな輩と友人関係を続けていたとは、ずいぶんとガードが甘い人なんだなぁ。

代表的なエクセレントカンパニーだったキャノンと、その輝かしきリーダーだった御手洗富士夫会長。
しかし、未だに怪しげな輩が周囲を徘徊する一皮めくれば旧態依然としたドンブリ勘定の会社で、しかも誰一人としてトップに御注進する人材がいなかったとは情けない。

「世界のキャノンの正体見たり!」