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不振のイチローはそれでも凄い???

大苦戦の結果、WBC対中国の第一戦、「侍ニッポン」はやっと勝った。
たまたま出張中にスポーツ新聞四紙を読破、結構「侍ニッポン」に詳しくなった。

新聞の論評はほとんどが一緒。
・とにかく第一戦を勝った事は大いに評価できる。
・六人のピッチャーは素晴らしい。特にダルビッシュを対韓国でもう一度使える事が大きい。
・村田のホームラン以外、バッティング陣には大いに問題がある。
そして、全部が心配しているのが、天才イチローの不振。

評論家の江本は、「もう韓国戦では使えないほどにひどいスランプ。スタメンから外す勇気が必要」と、実績ナンバーワンのイチローをバッサリと切り捨てている。
一方、まるで能天気なのが古田敦也
イチローが打てなかったのは中国のピッチャーが二流だったから。韓国のピッチャーは一流なので、突然打ち出す可能性がある」だって。
論理的説明には程遠く、単に「この次こそイチローは打つだろう」と希望しているにすぎない
こんな奴が監督だったら、当時のヤクルトが勝てるはずがない。
木曜日の日経新聞では、豊田泰光が「イチロー老化説」の随筆を書いていた。
豊田には、35歳のイチローに肉体の衰えが見えたようだ。

イチローは、第一戦だけ不振だったのではない。
練習試合の全てが同じような状況だったが、それでも世界の王でさえ「イチローには全く心配していない。本番になれば必ずやってくれる」と、それまでの実績に対して期待していた。
しかし、事態は全く改善されなかった。
専門家も驚き心配するほどにイチローのスランプは重症のようだ。

何とか「さすがはイチロー!」の見せ場を探してみた。
五打数無安打、四打席が内野ゴロ、最終打席はヨレヨレの二塁フライ、ヒット性の当たりは皆無。
何一ついい所が無いようにも見えるが、凡打の内野ゴロは一塁、二塁、三塁、遊撃と見事に打ち分けている。
「実はしっかり計算している、次につながる……」とは思えないだろうか!

とでも考えないと、とても次の強い韓国相手にいい勝負に持ち込める気がしない。
韓国戦、イチローが大ブレーキ、五タコででも終わってしまえば打線が繋がらず苦戦が免れない。
日本では、例によって提灯記事のマスコミが「連覇へ発進」とか騒いでいる。
不思議なほどに前向きなハラ監督は、本心とは思えないが、「いい試合だった」とコメント。
しかし、外野フライすら打てない中心選手イチローや、チャンスに悉く凡退した和製大リーガー達、途中で代走に出てきた巨人の亀井の頼りなさを見ると、暗澹たる思いになってしまった。

いまさら言っても遅いが、何でソフトバンクの松中を選ばなかったのかなぁ??