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小沢一郎と陣内智則への攻撃情報の虚々実々

最近のニュースでは、民主党小沢一郎代表と吉本所属の芸人陣内智則、そしてWBC優勝が話題をさらっている。
WBC優勝は好感度抜群だが、あとの二人は世論から袋叩き状態だ。

小沢一郎は、検察の捜査について強い疑念を持っているようだ。
「政権奪取直前の狙い撃ち」であり明らかな意図を持った捜査だと見て、検察と戦う積りのようだが、日頃から自民党支持民主党に厳しい産経新聞は「小沢は代表を辞するべき」と、様々な特集記事でここぞとばかりに民主党小沢一郎と攻撃している。
あたかも西松建設への利益誘導があったかのような記事にしても、逮捕された大久保秘書が既に一部自供開始とのニュースにしても、実際の動向は誰にも全く分からない。
唯一、検察のリークだけが情報源であり、それは当たり前だが検察に都合の言いようにしか流されない。
小沢一郎が涙を流しながらの続投宣言もまた話題になっている。
これもまた産経新聞によると、小沢一郎の盟友田中康夫から直前に「真摯さを全面に出し、一部涙目を」とのレクチャーを受けたかららしい。
ここに至ると、まさに政敵民主党小沢一郎を追い落とす為なら何でもありを思わせる。
大体、田中康夫のレクチャー内容をどうやって取材したのか?
まさか田中と小沢が舞台裏をバラす事なんかありえないし、当事者のウラをとっているとは到底思えない。
相撲協会八百長記事に対して、東京地裁が「ずさんな取材」と断罪したが、産経新聞の政治取材も似たようなものだ。
基本的には、小沢一郎を嫌いな人は「そうだそうだ」と信じるし、好きな人は「そんな馬鹿な事はありえない」と思い込む。
あとは多くの付和雷同型をどちらにつけるかが勝負になるので、虚々実々の情報操作が繰り返される。

陣内智則は、美人妻を娶ったにも拘らず浮気三昧の挙句、家庭内暴力まで論われた。
藤原紀香ではなくその母親が登場、第三者的立場から娘の置かれた悲惨な状況を告発すれば、どうしても世間の目は陣内智則に厳しくなってしまう。
陣内智則の旧悪を暴こう」的記事が氾濫し、藤原紀香への非難は皆無、彼女の商品価値は上がっている。
しかし、夫婦がうまく行かなくなった過程では、当事者同士しか分からない部分が沢山ある。
一方だけが悪く、片一方は全面的に正しいなんて事はないはずだ。
例え客観的に見れば一方だけが悪く見えても、深層にはそのような行為に及ぶ原因があるもので、赤の他人が裁判官のように断罪すべきではない。

揉め事を起こした場合、自分に有利になるような情報操作をするのは当たり前。
小沢一郎を追い込む側や、陣内智則に反感を持つ側の情報だけを見てはいけない。
世の中、そんなに単純に善悪は決まらないはずだ。