昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ニューヨーク観光とオペラ「チェネレントラ」鑑賞

ニューヨーク四日目

8時過ぎに起床。
地下鉄でグッゲンハイム美術館へ向かった。
ここは、我が山の神が前回見逃した為イタクご執心の場所だが、先ずは地下鉄に乗り違えた。
慌てて次の駅で降りて、人のよさそうなアンチャンに目的の駅を聞いたところ、親切に「あのV列車に乗れ」と教えてくれた。
「Thank you!」と得意の英語で礼を言ったまでは良かったが、何とこれが逆方向行き。
ドンドン目的地から離れてしまい、やっと美術館に到着したのはおよそ1時間遅れ。
すると、珍しや長蛇の列ができている。
やっとチケットを購入すると、「工事中で二階分しか展示していない」との事。
本来なら4千点は所蔵していると言われる名画のうち、わずか数十点しか見る事が出来なかった。

夜は、今回のニューヨーク訪問のハイライト、リンカーンセンターはMETでオペラ鑑賞。
入口にはミスタードミンゴの肖像が飾ってある。
イメージ 1

いかにもニューヨークのハイソ連中が、これでもかと着飾りウロウロしている。
イメージ 2

開演前の舞台。
イメージ 3

実は不肖私メ、生のオペラは初めての経験。
明らかに場違いな上に、台詞は全てイタリア語なので、退屈して眠ってしまうのではと不安だったが、目の前に英語の字幕があり、極めて分かりやすい翻訳なので最後まで熱心に鑑賞できた。

出し物は「ラ チェネレントラ」。
と聞くとなんだか分からないが、英語では「シンデレラ」。
「継父と二人の姉にいじめられていたシンデレラが、舞踏会で王子様に見初められて、靴の片一方を忘れて」との、いわゆるシンデレラストーリーだが、オペラの方はブレスレットの片方を王子様に渡す設定になっていた。

このクラスのオペラ歌手は、さすがに歌がうまい。
と言うより、楽器以上の音域で歌い上げる。
ただ、王子様役がズングリムックリの黒人歌手が、何となく元相撲取りの戦闘竜に似ているのでビジュアル的に不満あり。
ヒロインよりも遥かに背が低いので、丸でノミの夫婦になってシマリが悪かった。

それでも演技が終ると観客総立ちで「ブラボー!」と連呼、拍手が鳴り止まなかった。