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東国原が大臣候補???!!!

何という茶番だろう。
麻生首相内閣改造で求心力を取り戻し、解散に打って出たかったのだろう。
しかし自民党だけでなく公明党の大半からも反対され、あえなく断念。
このままでは野垂れ死にになるしかないので、麻生首相が捨て身の勝負を目指した事は充分に理解できるが、もはやそれすら実行できないほどに追い込まれている。
今回の改造案で東国原宮崎県知事を内閣に取り込む事が検討されたらしいが、もはや単なる客寄せパンダに頼るしかない状態で「貧すれば鈍す」ここに極まれり!
尤も麻生首相は東国原の登用について「全くないと思う」と、奇妙な日本語で一応否定していたが、全面否定ではないところに今回の騒動の真相が見えてしまう。
麻生は役員人事についても「自分は言った事がない」と抗弁しているほどだから、何を言っても信用できない。

東国原自身も「総務相には拘っていない」ような情報が流れている所から推測するに、大臣の打診は「満更でもなかった」のだろう。
一体、古賀誠に対して「自民党さんはお覚悟がお有りになるか?」と、自らを自民党総裁候補へと大見得を切った勢いはどこに行ったのか?
また地方分権への全国知事会の要望に対しては、自民党は「大筋合意」だったようだが、「一言一句違うことなくマニフェストに盛り込め」と迫った話は、どこへ行ったのか?
どう見ても、東国原は自民党の国会議員になりたくて仕方がないようだ。
恐らくは両方とも、「大臣なんて話は元々なかった」と白を切るのだろうが、いずれは様々な屁理屈の挙句、自民党国会議員東国原英夫誕生となるのだろう。
それにしても、「仮に自分が国政に行けば、後継者は自分と同じ路線の人」と、「仮に」を何度も強調しながら露骨な仕官運動を繰り返す厚かましさは、どうにも鼻につく。
麻生も東国原も、政治家としてはどっちもどっちの情けない輩だと、その実態がすっかりバレてしまった。

東国原の人気の理由は、既存政治家にはない「県民への近」さだった。
それまでの県知事が汚職まみれの利権政治家だったので、東国原の、政治には素人だが「どげんかせんといかん!」のキャッチコピーが県民に予想外にアピール、大番狂わせで宮崎県知事に当選した。
その後は、県民目線のセールスマンを見事に演じ、「オラが県知事は我らの仲間」の印象が固まり、今や空前絶後に近い人気県知事へと成り上がった。
しかし東国原が「宮崎県の為に国政に行く」と、詭弁丸出しで言い訳した瞬間に、「宮崎県知事は単に次へのステップでしかなかった」事も明白になった。
その後必死に言い訳を取り繕っているが、言えば言うほどに胡散臭さが透けて見える。
早い話が「国会議員になる為だったら、何でもOK」だったのだ。
数ヶ月前から裏でコソコソと、自分のポジションを求めていた事も聞こえて来ている。
今更「マニフェストが認められなければ県知事のまま」と言ったって、東国原はそこいらに転がっている「大臣になりたい症候群政治家」と全く同じ穴の狢だった。

フン、馬鹿野郎!だ。