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鳩山由紀夫って変だなァ

今回の選挙で絶対優勢を伝えられる民主党
その党首、鳩山由紀夫の街頭演説をテレビで見た。
それは全く頓珍漢なもので、彼が次期総理大臣かと思うと不安で夜も眠れない。
(ので、仕事中に昼寝をしてしまうかもしれない。)

彼は、
民主党があまり勝ってしまうと独裁になるのではと心配する人がいる。そんな事はありません、皆さん。民主党が政権をとっても、何でかんでも数の力で押し切るなんて事はありません。」
みたいな内容で演説していた。

何かおかしくはないか?!

だって、民主主義だからこそ自分の政策を実現するには数の力が必要で、その為に選挙で多数をとろうと努力しているのだろう。
民主党マニフェストだって、国会で与党にならなければ実行できない。
民主党過半数を占めてこそ、それこそ数の力で初めて国民への約束が守れるはずだ。
また民主党を支持する人たちは、基本的に民主党の政策が実現される事を願っているのであり、その為には国会で、数の力で民主党の政策を可決してもらわねばならない。

数の力と言えば、一見民主党の独裁に見えるが、もし民主党の政策が支持を失えば次の選挙で国民の審判を受け、またも野党への逆戻りとなってしまう。
これが民主主義だ。

独裁国家の場合、独裁者が選挙の審判を仰ぐ事はない。
稀に選挙で選ばれたように装うが、その選挙たるや不正塗れの物であり、日本や先進国家の民主主義とはまるで異なる。

民主党の党首たるもの、堂々と「民主党の政治をする為に是非とも多数派にしてほしい。そうすれば自分達の政策を全て実行する」と言い切らねばならない。
それを、世間体を気にして、「国会を民主党の意のままにはしない」と遠慮されたら、支持する気もなくなってしまう。

民主主義は、ズバリ多数派が少数派を支配するシステムだ。
しかし、一旦多数派を占めても、次の選挙でも安泰なわけではない。
民主党が唱える「政権交代」が人口に膾炙するのは、世の中が民主主義だからだ。
民主主義に様々な問題がある事は誰もが知っているが、それでもこの政治体制を凌駕するものはない。
だからこそ、質面倒くさいが多くの国家で民主主義が採用されている。
鳩山民主党党首は、その民主主義の本質を誤解し、世の中に阿ねっている。