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自民党は華のある負けっぷりを!

今回の衆議院選挙での自民党は、どうにも勝ち目がなさそうだ。
あらゆるマスコミの勝敗予想でも、民主党圧勝が見込まれている。
自民党の応援紙、産経新聞ですら「民主党300議席」と報道している。
無論さすがに産経だけあって、転んでもタダでは起きない。
その予想欄以外では、たっぷりと民主党への批判記事が満載されている。
麻生首相の選挙演説は、相も変わらずチョンボ発言があるが、基本的には必死の思いが伝わっている。
しかし、あの産経ですら認めざるを得ないほど、今回の勝負の趨勢は決定的のようだ。

こうなると、自民党には華のある負け方が問われる。
民主党に付き合って、自民党もかなりのばら撒き政策を発表してきた。
しかし、どうせ野党になるのなら筋を通した方が良い。
先ずは、消費税については「いついつから上げる」と、強持てに言い募る事だ。
人気は落ちるが、しかし政策への信念は伝わる。
民主党の鳩山は「四年間は据え置く」と、問題の先送り体質丸出しなのだから、自民党としては「福祉充実の為には消費税」と言い切ったほうが良い。

民主党は、外国人への参政権を認めるかの如きとんでもない事を夢想しているが、これまた断固反対を貫くべきだ。
高速道路無料化なんかにも付き合う必要はない。
車社会を見直すべき時期に来ているのに、車優遇策による景気回復など時代錯誤もはなはだしいからだ。

年金問題は解決が難しい。
民主党にはミスター年金がいるが、これも人がやっている事を批判するのは簡単。
しかし自らが主体者となった途端、今までの無為無策、あるいは社保庁の犯罪行為を一気に解決する事は出来ない。

要は、民主党になったら一気に世の中が薔薇色になるなんて事は絶対にないのだから、捲土重来、臥薪嘗胆の思いで野に下れば、最長でも四年後にはまた自民党の出番がある。
ここまで来たらジタバタする事はない。
むしろ、今までの如何わしい長老や派閥の親分支配が崩れるチャンスかもしれない。
客観的に見ると、自民党よりも民主党の方に元気のいい若手政治家が多いように見える。
出直しを考えれば、古狸政治家達とおさらばし、政策で勝負できる若手を発掘し、来るべき選挙に備える事だ。
さもないと、次回の選挙でも政権返り咲きは難しい。
勝ち過ぎ民主党の化けの皮が剥がれる時に備え、自民党の戦いは明日から始まると前向きになる事だ。