昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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キャバクラ嬢の組合

キャバクラ嬢の組合が出来たらしい。
キャバクラユニオン」で電話相談に応じているとの事。
経営者との団体交渉により、待遇改善を目指すらしい。
華やかなイメージとは違いタコ部屋のような職場環境で、給料未払いやピンはねが日常茶飯事、「思っていたよりも遥かにひどい」と言うのが組合結成の動機のようだ。

しかしヘソ曲がりの当方は、「オイオイ、チョット待ってくれ」と言いたくなる。
無論、労働者が組合をつくる権利を行使する事に文句を言う積りはない。
しかし、もっと楽な仕事と思っていたのなら、単に見通しが悪かっただけではないかと思うのだ。

当方、幸か不幸かキャバクラなる場所には通った事はないが、おおよその想像はつく。
スケベったらしいオヤジや若者の、具にもつかない馬鹿話に相槌を打ちながら接客する、いわゆる酌婦のイメージだが、そうは違っていないはずだ。
キャバクラ嬢とスナックやバーのホステスとは何がどう違うのかは分からないが、濡れ手に粟の水商売である事は間違いない。
調子よく客に話を合わせ、ドンドン酒を飲ませば成績が上がる仕事だろう。
嫌な奴も沢山いるだろうから、それなりに苦労はあるかもしれないが、採用されればその日からでも腕一本、顔一つ、センス一つで働けるのだから、実に手っ取り早い稼ぎになる。

別にキャバクラに限らなくても、そんな職場の環境は決して楽天地ではない。
そもそも、今時楽して儲かる職場なんてどこを探してもありえない。
キャバクラに勤める人達がドンナ人生を歩いてきたのかは知らないが、厳密な身分証明も特殊技能も要らない職場なんて、大体危険と隣り合わせミタイなもの。
慈悲溢れる経営者達が、社員最優先の会社運営をしているとでも思っていたのか。

どこまで成果が上がるのかは努力次第だろうが、せっかく組合をつくったのなら「給料を上げろ」「勤務時間を守れ」「残業手当をよこせ」とかの待遇改善は、ドンドン要求すればよい。
ただマスコミの度々登場し、モザイク入りの顔で「思っていたよりもひどい職場」と嘆くのは、いかにもオンナの弱さを売りにした打算が見えるし、ユニオン側には、キャバ嬢組合結成を手柄に自分達の勢力拡大狙いが見え見えだし、純然たる「労働者の権利を守れ」運動とは違うような気がしてならない。

そもそも、水商売などの人気稼業で働く以上、伝説のキャバクラ嬢立花胡桃」のような、客を手玉に取るしぶとさ、厚かましさこそが重要で、組合に駆け込むようなキャバクラ嬢が人気を博するとは考えにくいナァ。