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ついつい「魔が差した若林正俊元農相」を庇ってしまう

確かに褒められたものではない行為だ。
しかし当方は、若林正俊元農相が仕出かした行為について、仄々としたものを感じてしまう。
若林元農相の風貌の所為かも知れない。
隣の席のボタンを押している行為が、何とも愛らしいのだ。
隣にある上手そうな食べ物を、我慢できずに手を出しパクリと頂いたような感がしている。

身から出た錆とは言え、「そんなにボロカスに言わないでも」等はまるで少数意見。
と言うより、「民主主義の冒涜」「政治の世界で代返とは」「緊張感の欠如」と、世をあげて非難の嵐だ。
本来なら仲間で庇ってくれるはずの自民党からも、「同情の余地無し」とか、果ては「馬鹿じゃナカロカ」とまで罵倒されている。
理屈ではそうだろう。

若林元農相にすれば、同じ自民党の仲間だけに「青木さんの考えは自分と同じだから」との確信があるのだろう。
また重要法案の採決なので、自民党票を減らしたくないとの使命感、責任感もあるのだろう。
貴重な一票が無駄にしないとの深層心理で、ちょいと隣に手を伸ばしたに違いない。
本人もコソコソと犯行に手を染めたわけではなく、写真に撮られるほどある意味堂々と投票しているのだから、青木幹雄参院議員会長から依頼されていたとも考えられる。
もしそうなら、もちろんルール違反なのは百も承知だが、当方もひょっとしたら同じ事をやったかもしれない。

何より一番非難されるべきは、議員として最も重要な本会議採決の場にいなかった青木幹雄参院議員会長だ。
彼さえ投票に参加していれば、若林元農相が「魔が差す」事もなかった。
議員として大問題の権利放棄で、一体何をしていたのかと厳しく追及されるべきなのに、彼への非難中傷はまるで聞こえてこない。

若林元農相が、責任をとってさっさと議員辞職したのも大いに良し!
「どうせ7月には政界引退を決めていたのだから」との皮肉な意見もあるが、後継の息子にとって大変な逆風になるのも間違いない。
若林元農相にとって、随分と高くついた身替わり投票だったものだ。
当方に長野区の選挙権があれば、次の選挙では若林元農相の息子に一票投じるものを、単なる野次馬の冷やかしに似た応援歌でしかないのが残念だ。