昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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石原慎太郎の帰化人発言と福島瑞穂

新党「立ち上がれ日本」の後見人として、「我々は年寄りだが、我々ほど日本の事を憂えているのはいない」と、典型的な年寄りの思い込み症候群を披露してしまった石原慎太郎が、またも問題発言を仕出かした。

外国人地方参政権反対集会で、「与党党首や与党幹部の中に帰化人がいる」とやってしまった。

石原慎太郎には「やたらと参政権を付与すると、ある種の外国人が大挙して押しかけ、地方を乗っ取られる」との危機感があり、具体的には韓国人、朝鮮人帰化人が結託する事を恐れていると思われる。
外国人地方参政権に反対している人達には極めて一般的な考えで、実は当方もやはり日本の政治は日本人が担うべきと確信している。

しかしだからと言って、帰化人を一緒くたにして危険な存在下の如く言い募るのは、政治家として甚だマズイ。
また政敵とはいえ、与党の幹部をその出自を持って偏見をもたらすようなアジテーションも、その昔は日本を代表した論客としては品がなさすぎる。

あくまで、「外国人が日本の参政権を得たければ帰化せよ」と主張するべきだ。
もちろん帰化した以上立派な日本人なので、参政権は付与されて当たり前だ。
石原慎太郎は、帰化人を何か特別な存在と認識し差別意識を持っているようだが、これでは国粋主義者になってしまう。

最近は東京都知事としてもすっかり耄碌状態で、やる事なす事上手くいかなくなっている。
サッサと引退すればいいモノを、やたらとタカ派ぶりを発揮して馬脚を現してしまっている。
やはり年寄りに最初に欠落するのは、「自分を客観的に見つめる能力だ」は正しい。
年寄りは、「石原のフリ見て、我がフリ直せ!」

ついでに言えば、社民党党首福島瑞穂の対応もいただけない。
不思議な事に、「両親も自分も帰化人ではない」と応戦した。
流石に「帰化を問題にする事は人種差別だ」と言い添えているが、どっちもどっちの低次元な争いになっている。
帰化人と疑われた人が、ムキになって「親も自分も帰化人ではない」と説明するのは、帰化人に対してある種の思いを持っていると思われても仕方がない。

元をただせば、日本人なんて元々住んでいた民族と大陸から来た民族のハイブリッド種のはずであり、「自分は純粋日本人だ」と主張する事に如何ほどの意味があるのだろうか!