昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ニューヨーク二日目はオペラ鑑賞

朝8時頃起き出し、ホテルで朝食。
有名なステーキハウスでのブッフェスタイル朝食だが、品数も少なく、且つ大して美味くない。
(後日精算時に、これで50$超だった事が判明、フロントに「高い!」と文句を言ったら、外人特有の肩をすくめるポーズを返された。)

その後、部屋で休養。
このホテルではNHKテレビ国際放送は映らないが、インターネットがあるので退屈しない。
野球だって、ゴルフだって、政治だって、最新ニュースがすぐに伝わる。
インターネットって誠に便利なものと、改めて痛感!
その昔、「無人島に一人で生活するなら何を持参するか?」みたいな質問があり、模範解答は「聖書」だったと思うが、当方なら迷う事なく「インターネット!」と答える。
尤も、電源とコネクション方法が問題だが。

アメリカにいると食べ過ぎる傾向があるので、昼飯をカットしてニューヨークメトロポリタンオペラ鑑賞へ。
出し物は、ロッシーニの「アルミーダ」。
知っている人は知っているだろうが、俄かオペラファンの当方には、まるで初めてのストーリー。
事前に粗筋は勉強したが、この段階ですら何がどう面白いのかまるで分からない。
大体において、人気を博している劇なるものには、すべからく何らかの社会風刺があるものと思っていたが、結末もまた何を言いたいのか分からない。

その所為か、一人3万円以上もするボックス席で鑑賞しながら、結果として一番のクライマックスの場面で寝込んでしまった。
ニューヨークの大金持ちが買い占めているような席には、そんな不遜で無粋な客はいないだろう。

終了後は、何度も何度もカーテンコールが繰り返され、そのたびに観客は「ブラボー!」と連呼し、ヤンヤヤンヤと大拍手。
演技者達は、何度も何度もお礼でポーズを決める。
ヒロインの挨拶の時には、豪華な花束が投げ込まれた。
なるほど、これが通達のオペラ鑑賞らしい。

四時間以上もかかって、オペラが終了。
夕食は日本蕎麦がいいと、その名も「蕎麦屋」に赴く。
隣でガイコツ人のアベックが、鍋焼うどんとアサリうどんを食べていた。
二人とも、まるで音を立てず、まさしく静かに麺を噛みながら食べている。
彼らには、音を立てて蕎麦を食する日本的風習が信じられない様だ。

当方は、ザル蕎麦とサラダを注文。
値段の割には、なかなか美味い。
食べ終わり、蕎麦通ぶって「蕎麦湯!」を頼むと、隣のアベックが「それは何だ?」と質問する。
「蕎麦スープだ」と説明すると、「味噌スープと一緒か?」と聞く。
「全然違う。味噌スープは味噌味、蕎麦湯は蕎麦の味」と訳の分からない説明に、「Oh,OK」だって。
分かったのかナァ?