昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ニューヨークの韓国風ラーメン?

時差の影響だろうが、現地時間午前4時には目が覚める。
部屋で10時までゴロゴロした後、町外れの「The Cloisters」なる、玄人好みの美術館へ。
Aトレインを利用するが、最寄の駅から公園を抜けて徒歩約10分かかる。
ハドソン川に面した公園には花が咲き誇り、朝から恋人達がイチャついたり、なかなか風光明媚だ。
この美術館は、例のメトロポリタン美術館(MET)の系列で、入場料は寄付込み20$とチト高い。
が、同日ならMETはタダの特典付き。
往時、ロックフェラージュニアが部屋に飾っていた、タペストリー6点が展示されていた。
しかし、あんな馬鹿でかい物を毎日鑑賞していたとは、ジュニアも物好きなものだ、

ダウンタウンに戻って昼飯屋を探すが、日曜日はやっていない店が多い。
15分以上歩き回って、やっと「めんちゃんこ亭」を発見。
店頭に「博多で30年の実績」を謳っている。
昨年のJALガイドブックには、行列が出来る程人気があると書いてあったはずだが、日本語を喋るオバハンのアクセントは、どう聞いても韓国風。
メニューも、キムチめんちゃんこがあったり、単品のキムチがあったりする。
味はマァマァだが、博多ではあまり聞いたことがない店だ。

腹ごなしの為、午後はMETを再見学。
距離は約2kmなので、「歩こう」となったが、これが大間違い。
ずっと上り坂の上、気温は30度超、街路樹の大木の根っこが至る所を持ち上げているので歩道が波打ってしまい、歩き難い事この上ない。
METに到着したときには、まさに気息奄々。

しかしどんなに疲れていても、昨年見逃した所を中心に必死に見学するのが小市民の辛い所。
ピカソ展が開催中で、これでもかとばかりの沢山の作品が展示されていた。
さすがに帰りは歩く気力が残っていず、タクシーでホテルに帰還。
あまりの疲労困憊で、すぐに眠り込んだ。

夜は、ニューヨーク在の知人と会食。
イタ飯の美味いところを予約してくれて、チキンスープ、ボンゴレスパゲッティと赤ワインを満喫。
デザートのケーキは、「半分でいい」と注文しても、馬鹿デカイ量が出てくる。
昔話に花が咲き、時間が経つのを忘れた。
この年になると、やはり持つべきは友人だ。