昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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あぁ、エルビス・プレスリー

結構厳しい内容だったが、入念に準備したおかげか、滞りなく午前中で商談完了。
午後は中華料理を食べに行く。
例のDIM SUM(点心料理)だが、チャーハンとシンガポールヌードルの量が半端ではなく多かったので、完食をギブアップ。
因みに、シンガポールヌードルとは初めてトライしたが、カレー味のドライ焼きソバ。
不味くはないが、感激するような味でもなかった。

せっかくのメンフィスなので、午後はエルビス・プレスリー記念館の「グレースランド」へ観光。
ここはアメリカでも有名な観光地、多くのアメリカンが一度は訪れたいところらしい。
日本で言えば、日光東照宮(ミタイなところ)で、英雄エルビスが過ごした館、
そしてエルビス・プレスリーの大ファンだった我が国の変人総理大臣小泉純一郎が、時のアメリカ大統領ジョージ・ブッシュ夫妻と共にここを訪問。
その時、エアーギターの格好でエルビスのヒット曲を歌って、評判になった場所だ。
日本では、「小泉の奇行」、「総理大臣として軽薄そのもの」と散々の評判だったが、アメリカ人は「コイズミハオモロ~」と、総じて好意的だ。

エルビス・プレスリーの舞台衣装、ゴールデンレコード、主演映画関連グッズ等が陳列され、彼のファンなら堪えられないほど感激するはずだ。
中でも彼の愛車が並んだコーナーや、自家用ジェットを見て、当時大成功したアメリカの成金歌手の、スケールの大きな金の使い方に驚いた。
最後に彼と家族の墓があり、ファンからの花や動物のヌイグルミが手向けてあった。
ここはアメリカの国定歴史建造物に指定されており、世界で最も訪問客が多い私邸としてギネスレコードに登録されている。
メンフィスなんて、エルビス・プレスリーがいなければ、更に普通以下の町だっただろうが、彼のおかげで観光客が引きもきらない。

メンフィスは東部アメリカの中心地で、ミシシッピ川を利用したアメリカ物流の中心地だったらしく、FEDEXの本社が存在している。
マーチン・ルター・キング牧師が暗殺された事で分かるように、昔は綿花の集散地で奴隷市が開かれていた暗い過去もある。
町には圧倒的に黒人が多い。(最近ではアフリカ系アメリカ人と称するらしいが、これまた差別を裏返し表現だろう)

ブルース発祥の地でBBキングのレストラン等が立ち並ぶ一角は、音楽が道路まで鳴り響いていた。
一般的にはかなり五月蝿いのだろうが、ファンには堪らないサウンドらしい。
最近では、町全体がいささか没落気味で、夜道の一人歩きは危険だと注意された。