昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

「政治家」辻本清美の社会党離党を支持します。

賛否両論。
反対派は「裏切り」とは「変節」と口をきわめて罵り、賛成派は「弱小政党では何もできない」と理解を示す。

僕は後者。
「人間」辻本清美の事は全く知らない。
国交省副大臣辞任の時、そして離党会見の時に見せた涙は、女の武器の安売りなのか、はたまた自分の思いが中途で挫折した事への悔しさなのか、そんなことにも興味がない。
ただ政権入りした途端、あれほど舌鋒鋭く批判していた鈴木宗男と仲良くなるなんて、タダものではない。
相当腹黒そうな気はする。

こんなヤリ手政治家の辻本清美が、このまま社民党にいては政治家としての将来性が全く見いだせないと思っただろう事は十二分に理解できる。
社民党は、「平和を守れ」「米軍は海外に出て行け」とかの原理原則を主張するだけでは、衰退の一途をたどる事も間違いない。
僕なんか、未だ社民党が政党として残っている事が不思議だと思っているくらいだ。
昔の仲間の事なんか、かまっちゃいられない。
政治家として、「こんな泥船で一緒に沈むなんて嫌だ」とサッサと脱出を考えるのは、当たり前だろう。

大体、政治家に人間性なんか求める方がおかしい。
政界は今までの合従連衡や離合集散ぶりをみれば、自分の利益が最優先される権謀術数の世界そのものでしかない。
政治家にしかなりようがなかったような、碌でもないような輩が集まっているのだろう。
辻本清美も、福島瑞穂党首との路線の違いや、政策実行の限界を離党の理由に論っているが、実は社民党のままでは次の衆議院選挙で当選の目処が立たないので、離党を決心したはずだ。
社民党で当選確実なら、絶対に今回のような行動はしない。

落選した政治家は哀れなものだ。
俗に、「猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙に落ちらたら政治家ではない」と言われる。
「政治家」辻本清美が、何が何でも当選を目指す事は当たり前の行動だと思う。
人間性だの、綺麗事は言っていられないはずだ。
そして、そんな行動をとった辻本清美が受ける審判は、次の選挙でしかない。
政治家は、選挙でしか評価されない。