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民主党の蓮舫っておかしい

民主党切っての人気者、蓮舫行政刷新担当相はどうも変なヤツだ。

人気が爆発したのは、例の事業仕分け騒ぎ。
人気が全くない悪代官役の「役人=官僚」を相手に、「正義の使者」を気取った蓮舫が、舌鋒鋭く税金の無駄遣いを指摘。
役人たちが右往左往する様に、一般庶民は大いに溜飲を下げた。
しかし、捻り出した埋蔵金は予定に遥か及ばず。
しかも「何故二位ではいけないのか?」なる頓珍漢発言まで飛び出し、まるで科学も経済も分かっていない事がバレてしまった。
その割には今回の参議院選挙では、全国一の投票数をかき集め、素人受け人気だけは抜群。
事業仕分け民主党政権誕生以降、唯一国民から評価された政策だが、枝野幸男幹事長が参議院選挙大敗の責任を追及されているのに比べ、蓮舫民主党の人寄せパンダ的役割を果たし、今回第三回目の事業仕分けでも大張り切りで記者会見をしていた。

事業仕分けだけで存在感を示していれば問題はないのだろうが、政治家の性か蓮舫民主党総裁選挙にも積極的に発言し始めた。
曰く、
「9月の民主党代表選挙がある事自体は歓迎する。」
「しかし、そこで首相が変わるのなら、解散総選挙をするべき。」
「その場合は、(民主党唯一の見せ場)特別会計事業仕分けにも影響が出る。」
「だから菅首相を支持するべき。」

一見正論のようだが、実は自分が所属する野田佳彦財務相グループが支持する菅直人の首相再選への政治運動でしかない。
衆議院解散総選挙を楯に、そうなれば落選確実の民主党衆議院議員を、「菅直人を支持しないと失業するぞ」と恫喝しているものだ。
ご丁寧に、「事業仕分けが出来ないと、民主党の人気は更に低迷するゾ」とまで付け加えている。

では蓮舫に問いたい。
あなたが支持する菅直人が、この6月に菅直人民主党代表と総理大臣に就任した時には、衆議院を解散、総選挙をする必要はなかったのか?
二回は駄目だけど、一回だけだったら民主党内で総理大臣を盥回ししても良いとでも言うのか?

元々菅直人は、今年9月までの任期を前提に代表選に出馬したはずだ。
そして前回の参議院選挙を通じて、総理大臣としての資質、器自体が疑問視されている。
どんなに国際的には総理大臣をコロコロ変える事はまずくても、そんな理由で総理大臣として不適格な人物が居座るのは問題だ。
今回の民主党代表選挙は、民主党員が菅直人民主党代表=日本国総理大臣として適任か否かの判断する場であり、解散総選挙とか、事業仕分けなどはその次の問題でしかない。
蓮舫がそこまで言うのなら、もしも菅直人が再選されようがされまいが、それこそ新代表を担いで堂々と総選挙に打って出て欲しいものだ。

蓮舫の主張は、いかにももっともらしい理屈を並べているが、本末転倒、我田引水の極みであり、自分の所属するグループの私利私欲でしかない。
グループの会合での広告塔としての発言だろうが、蓮舫もまた、自分達のグループの利益を最優先した単なる派閥政治屋でしかなかった。