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「支持率1%でも辞めない」積り?

総理大臣としては余りのアホ臭さの連続ぶりに呆れ果ててしまい、暫く菅直人への悪口は控えてきた。
しかし、菅直人のいい加減さを見つけると、ついつい我慢できなくなってしまう。

「支持率1%でも辞めない!」
これは、菅直人鳩山由紀夫と話し合った時の台詞らしい。
二人きりの話がこうも簡単にオープンになるのは、当人かあるいは相方がバラスしかない。
まさかこんなアホな発言、本人が滔々と喋る内容でもないので、普通に見れば「お喋りハトヤマ」が、例によって不用意に漏らしてしまったのだろう。

失政の連続で、菅直人の内閣は、今や断末魔だと言われている。
起死回生と言うか、苦し紛れと言うか、人気回復には内閣改造しかないと見られ、二人で話し合った内容は、年末にかけての内閣改造とも憶測されている。
しかし、そんな重大な話を「お喋りハトヤマ」に相談したのでは、あらゆる点で懸念されている「菅直人の危機管理」は、やはり大いに問題がある。

確かにマスコミが発表する内閣支持率に、あまり神経質になる必要はないだろう。
しかし、それも程度もので、70%超えも異常なら、20%ギリギリになるのもいただけない。
それを、言うに事欠いて、「1%でも辞めない」積りなら、総理大臣として何をやりたいのか、是非とも明白にして欲しいものだ。

現実には、菅直人の人気凋落ぶりは、目を覆うばかりだ。
そんな状況でも、「自分には、大衆、国民のバブル評価はいらない。支持率の増減などには目もくれず、ひたすら自分の信じた政策を実行する。」とでも言ってくれれば、少しは期待が出来る。
しかし今まで、菅直人がそれらしい事を喋ったのは、「最小不幸社会の実現!」だけ。
何と抽象的なスローガンなのだろう。
マニフェストも、とうの昔にどこかに消えている。

そもそも今年7月の民主党代表選挙に於ける菅直人は、やっと手に入れた総理大臣の地位を守る事だけが目的のようだった。
その為には、気色の悪い愛想を振りまき、露骨な成功報酬を約束する。
そこには、クリーンな政治家の欠片すら見えなかった。

政治は人気投票ではない。
むしろ、本当に国民の将来を考えた政策は、時の国民には嫌われてしまう事が多い。
一時的な人気を犠牲にしても尚、自分の信念に殉じるのが大政治家なのだが、菅直人はほんの一寸でも反発があると、すぐに前言撤回を繰り返してきた。
こんな付和雷同の政治家には、1%の支持率でも首相の椅子にしがみつく資格はない。

本当に支持率1%でも政権を続ける積りだとすると、やはり「菅直人は単なる権力の我利我利亡者でしかなかった」と見るのが正解のようだ。