昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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熊本の人吉温泉

月曜日、名古屋で風邪を引いてしまった。
鼻がグズグズなのだが、仕事は体調の回復を待ってくれない。
水曜日から、今度は熊本の人吉まで赴いた。

熊本空港から、同僚の車でおよそ2時間。
こんな片田舎にも、わが社の顧客がいる。
夕方到着後、仕事はチャチャッと片付け、さぁ温泉へ!と相成った。
そして行った先は、雛には稀な程ゴージャスなホテル兼温泉。
湯質が良いだけでなく、設備も満点。
とりわけ露天風呂は、室内の温泉よりもやや暖かめで、寒風吹きすさぶ中で満天の星を仰ぎ見ながら、すっかりお大尽気分を味わった。
温泉だけに出向いてくる地元の人達も多く、結構混んでいた。

何よりも、ホテルに何気なく置いてある調度品には吃驚仰天の巻きだ。
テーブルの上に六面柾目の将棋盤。
恐らくは数百万以上はするだろう。
続いて鍵のかかった陳列用小部屋に一品ずつ、北大路魯山人の焼き物が10品ほど。
輿一作の博多人形萩焼の12代三輪休雪の「卑弥呼の書」はいくらするのだろう。
壁には、アンドレ・コタボ、棟方志攻、堀泰明、平野遼、足達襄等、有名人の、いかにも高そうな絵画がゴロゴロとかかっている。
そして極めつけは、朝青龍奉納の大石。
何でもオーナーが朝青龍後援会会長とか。
ただ、収集品のコンセプトは分かりにくい。
何となく、成金さんが金に物を言わせてひたすら有名品をカキ集めた感もする。

こんなホテルで温泉を満喫した後は、顧客との会食。
人吉焼酎を飲み交わし、大いに語り、大いに楽しんだ。
およそ9時にはお開き。
インターネットでメールチェックと思ったが、こんな豪華ホテルなのにネットコネクションができない。
そこで、酔っ払っている事もあり、すぐに就寝となった。
しかし、やはり部屋が寒くて、夜中に目が覚める。
フロントに電話するのも面倒なので、バスタオルを体に巻いたらグッスリと眠ることができた。

早朝に再度温泉へ。
すっかり体中が温まり、風邪など忘れ去った。
仕事に託けて、こんな素晴らしい温泉宿を経験できるとは、今年は春から演技はいいワイ。