昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

チョー寒い名古屋のおんぼろホテル

仕事で名古屋に来た。
東京を立った時は、確かに寒かったが充分我慢できる範囲だった。
途中静岡によったが、こちらは快晴で、大して寒くない。
そして極寒の地、名古屋へと向かったのだが、豊橋あたりから次第に景色が変わり始める。
名古屋駅に下りた途端、クシャミ五連発。
猛烈に寒い。
あたり一面雪が残り、道路も雪解けの水で濡れている。
おそらくは気温は0度ほどしかない。
聞けば、名古屋でも日曜日から大寒波が襲来。
同僚の家は、町外れの所為か、今朝は何と30cmの積雪だったらしい。
童心に戻って雪だるまを作ったと笑っていたが、町の中はそんな悠長な事態ではない。

本来の名古屋は、夏は猛烈に暑く且つ湿気が多い。
そして冬は、寒風が吹きすさび、大変寒いのだが、雪はそんなに降らないらしい。
しかし、今回の寒さは半端ではなく、恐らくは明日も雪が降るのではとの予報が出ている。
新幹線は、名古屋までの下りは時刻どおりの運転だが、ここから遅れ始め、大阪には最低でも30分の時間がかかるらしい。
一方の上りは、米原、関が原地区豪雪の影響で、名古屋駅到着が既に一時間は遅れが発生。
新幹線が、大野伴睦によって岐阜羽島経由にひん曲げられた為に、京都経由とはなったが、毎年雪の季節は定刻どおりの運転ができなくなった。
今なら大問題になるだろうが、昔の政治家は露骨な地元への利益誘導を平然と行っていた。
そのお陰か、岐阜羽島駅前には、大野伴睦夫婦の銅像が鎮座している。

そんな名古屋で宿泊したホテルは、サラリーマン出張者を対象に、従業員は女性だけ、朝食やVOD鑑賞が無料サービスで全国展開しているチェーン店。
しかし、そのサービス内容は史上最低だった。
チェックインして部屋のエアコンをつけるが、作動しない。
夕食の時間が迫っていたので一旦外出して、部屋に戻ると室温7℃。
寒くて仕方がないので再度エアコンにトライするも、うんともすんとも言わない。
フロントに電話すると、「リセットボタンを押して」と言われ、何とか動き始めた。
これで安心かと思いきや、1時間もしないうちにストップしてしまう。
再度リセットボタンで動いたのを確認、日本対サウジアラビアのサッカーが3-0になった時点で、日本の勝利を確信、安らかな就寝とあいなった。
が、午前2時、あまりの寒さに目が覚めてしまった。
何と、エアコンはストップし、室温が10℃ほどに落ちている。
頭にきて、フロントに抗議の電話をしたら、「お客様、エアコンの故障です。部屋代を半額にします。但し本日は満室なので、毛布をお持ちするしか方法がありません」だって。
「冗談ヂャないよ!取り敢えずはすぐに毛布を」と大文句をたれたが、さすがにホテル側も悪いと思ったのか、毛布を持ってきた時、「先ほどキャンセルが出たので、部屋を移っていただきます」だって。
寒い真夜中に、家財道具一式を持ってノロノロと部屋を移動するなんて、いかにも間抜けで情けない。
これでやっと暖かい部屋で休めると思ったが、今度は隣の部屋から、とてつもなくでかい鼾が響き渡る。
将に踏んだり蹴ったりだったが、それでも寒いよりもましだ。
何とか朝まで眠る事ができて、一安心の巻きだった。

それにしてもホテルって、安かったり、胡散臭い噂が立った所は避けたほうが良い。