昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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どうも菅直人ってオトコは?

我が家は、旗幟鮮明に反民主党産経新聞と、比較的中立な日経新聞を愛読している。
朝日新聞毎日新聞は、表面的には中立を装っているものの、内容は明らかに偏向しているのでめったに読まない。
その点では、偶に明らかなフライイング記事があるものの、最初から偏向している事が明白な産経新聞の論調は潔い。

ところが、政治面は決して偏らないはずの日経新聞が、15日付けでは珍しく政府と菅直人首相への辛口記事を載せた。
一面下部の「春秋」欄で、今回の大震災に際して「人の心を束ねる政治の意思が見えない。戦後最も厳しい難路を行く舵は、菅直人首相、あなたが当面握る。国民に何を求め国をどこに導いていくのか、決意を自らの言葉で訴え続けなければならない。残念だが、これまでの呼びかけの中に強いメッセージはなかった。」と断じた。
更に四面には「巨大地震 政治の鈍感」とのタイトルで、未曾有の巨大地震がもたらす相次ぐ危機に、政府・与党が有効なメッセージを打ち出せずにいる事を批判した。
特に、東北関東大震災への国会対応リストに、子供手当てをもぐり込ませ、どさくさに紛れて成立させようとしたのではとか、「政府への質問趣意書提出は控えて」とか、政権が最優先で取り組まなければならない課題とは思えない文言を盛り込むセンスのなさを指摘している。
野党が「バラ撒き予算を組替え、震災対策の財源にするべき」と指摘しても、岡田克也幹事長は「予算の修正・組替えは無理」と一蹴、悪評紛々の子供手当てや高速道路無料化の見直しに否定的で、わずかに国会議員の歳費一割減だけを上げただけの無内容さ。
これで10兆円規模になる震災対策費を、どうやって捻出するのだろう?
菅直人首相は、第二回目の被災地視察を熱望しているが、周囲が思いとどまらせているらしい。
もはや、馬鹿につける薬がない。
菅も岡田も、政治音痴も甚だしい。

大震災直前の菅直人は、外国人からの不正献金問題で青息吐息。
まさに陥落寸前だったが、千年に一度の大震災で一時棚上げとなって救われた。
ここぞ見せ場と張り切っているのは良いが、肝心のメッセージは抽象論ばかりで、何をどうするのかがさっぱり分からない。
首相の現地視察など、不要不急の単なるパフォーマンスでしかなく、そんな暇があれば専用機で食料、水、衣類、薬を運び込んだほうが遥かに喜ばれる。

福島原発事故計画停電の大混乱については、その責任を東電に押し付け始める。
菅直人は急遽、東電と統合対策本部を設置。
自ら本部長につき、早朝に東電本社に乗り込み、会議室の外にまで聞こえる大音声で、東電の対応に対する不満をぶつけたとの事。
自分が本部長になり、周囲を怒鳴りあげれば事態が好転するとでも思っているのだろうか。
大体、会社で上司が公衆の面前で担当者を怒るのは、実は本人の責任回避を策しているものと相場が決まっている。
菅直人は、この期に及んでも、市民運動家上がりの人気取り最優先の施策しか打ち出せない。

わが国は、阪神淡路大震災の時には、稀代のボンクラ村山富市を首相と擁いていた為に、被害が拡大したと言われている。
今回の東北関東大震災では、政権と自らの権力維持を最優先する、醜悪な菅直人が首相として居座っている。
為政者の資質・能力が、今ほど問われる時はない。
そんな未曾有の危機的状況なのに、わが国は最低最悪のリーダーと政権を擁している。
村山に続いて菅と、最もその器ではない首相の時に大災厄に襲われるとは、何たる運命の皮肉だろうか!