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スペインのバルセロナ観光

ほとんど早朝に到着するアメリカ旅行に比べて、夕方から夜にかけて到着するヨーロッパは、時差ボケへの対応が楽だ。
とにかく何でもいいから眠れば、翌日はソコソコに活動できる。

今回のバルセロナ初日は、何はなくとも日本人には覚えやすい「桜田一家」の超名門、サグラダファミリアを訪問する。
バルセロナ一の人気スポットだが、ホテルから歩いて15分なので、朝食をとってややゆっくり目に出発。
ところが、到着した時には既に長蛇の列。
待つ事30分で入場券をゲット、やっと世界遺産の誉れも高い「桜田一家」の敷地内に入った。
装飾やデザインが派手なので圧倒されるが、中身はキリスト教の教会。
その割には、イタリアの名所旧跡には五万とある、キリストの誕生秘話や弟子達の苦悩の絵などは全くない。
また、更に当たり前だが、ヨーロッパを席巻しているイスラム教徒が、ここを訪問する事もない。
もっと豪華な建物が林立している先入観を持っていたので、いささか拍子抜けした。

続いて、タクシーを飛ばして行った先は、バルセロナFCの本拠地、カンプ・ノウ
こんな所、マニアしかこないと思っていたが、何の何の。
世界中からサッカーファンやバルセロナファンが押しかけ、「桜田一家」並みの混み方。
1901年から獲得したトロフィーが所狭しと陳列され、今までの名シーンがアナウンス付きで放送されている。
内部ツァーでは、選手のロッカーやジャグジー、試合前のお祈りの場所を経て、試合の時に選手が入場する通路からサッカーフィールドまで降りていく。
その後は、観客席で気分に浸り、放送ルームからスタジアム全体を俯瞰、最後の仕上げはお土産ショップ。
選手のユニフォームは、ナンバーと名前を入れると90ユーロを超えてしまう。
かなり高価だが、客のほとんどは何か記念品を購入している。
FCバルセロナのマーク入り、犬の首輪まで売っていた。
我が家の長男は、仲間内からは「日本のメッシ」と呼ばれていると自称している。
彼へは大枚をはたいてユニフォームを、次男にはこれもかなりの値段のTシャツ、親父本人にはゴルフ用のバルセロナ帽子を購入。
かなりの散財となった。
因みにその後、町の土産売りバッタ屋で同じ品物を見ると、定価は29ユーロ。
目つきが怪しげな店員が寄ってきて「まけて、まけて20ユーロねッ」と、日本語で売込む。

続いて、ガウディ博物館のある高台のグエル公園へ。
かなりの急坂だし、遠いのでタクシーを利用。
バルセロナ市内は、タクシーがウヨウヨいる。
イタリアのタクシー運転手の多くがインチキ野郎だが、ここはそれがないので安心して利用可能。
この公園では、ガウディの作品を多数見る事が出来るが、一番人気は鰐の作品。
とにかく人だかりで、なかなかシャッターチャンスがない。
わずかの隙を見つけて、慌ててパチリ。
と、すぐに他のカップルが押しかける。
そのうちの一組は、明らかに所作振る舞いが普通ではないオトコ二人組。
鰐の横に二人並んだところで、頬っぺたにブチュとキス。
こんな公共の場でもイチャツク、モーホーカップルでした。

公園からホテルまでは下り坂なので、歩いて帰ることにした。
途中でパエリアの店を見つけたので、夕食はここでと決定、ホテルでくつろいだ後、勇躍その店を目指したが、どうにも見つからない。
どうやら、夜の9時までは閉店で、シエスタの最中のようだ。
結局、ホテルで、高くてまずいルームサービスを取る羽目になってしまった。