昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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そして誰もいない

妻も子供もいない。
現在、我が家に一人ぽっち。

実は、息子は夏休みで旅行中。
そして妻は、義母の見舞い。
この時期、誰もいない家に戻ると、部屋中が滾るように暑い。
慌ててクーラーを稼働させるが、15分ほどは汗が滴り落ちる。

独身時代の昔は、寒い部屋に戻るのが億劫だった。
帰宅するやすぐに暖房を入れるが、それでも部屋が暖まるまでは我慢を強いられた。
それが嫌で、所帯を持とうと思ったほどだ。
それが、最近の家は密封性が高まった所為か、冬はさほどの苦痛を感じないが、逆に夏の方が厳しい。
部屋を心地よい温度に保ってくれているなんて、普通は何とも感じないものだが、一人で暮らすと、そんな瑣末な事にも家族の有り難さに思い至る。

妻も息子も、来週にならないと戻ってこない。
それまでは、自炊、掃除、洗濯、風呂の準備。
全部一人で、切り盛りしなければならない。
そうは言っても、根っからのズボラ体質は、そう簡単に治るものではない。

食事は、基本的にコンビニで入手。
少々埃が積もろうと気にならない性格なので、掃除はしない。
洗濯は一度やったきり。
着るものがなくなったら、裏返しにでもしようかと横着に構えている。
風呂も、「一人なら三日は大丈夫」と、同じ水を焚き直すだけ。
流石に三日使った水は汚れが目立つが、我慢すれば何とかなる。

こんな生活をしているので、妻が帰ってきたら、部屋の汚さに顔を歪める事間違いない。

とは言っても、万一妻よりも長生きしたら、これが日常になる。
今回は、妻さえ戻れば普通のレベルに戻るので安心しているが、自分でも掃除の真似事くらいはできないとマズイかナァ。
自分が先に死ぬと勝手に思い込んでいるが、神様は気紛れだから、妻よりも長生きを命じられたり、息子に見向きもされない試練を与えるかもしれない。
非常時の自己救済方法を考えないといけないかナァ。