昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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いくら何でも早過ぎネェ?鉢呂の辞任!

やっと表舞台から菅直人が消えた。
これで、あのニヤケ顔を見なくていいし、あの濁声を聞かなくて済む。
しかし、最後の最後になって、朝鮮学校の高校無償化を指示するなど、胡散臭さ満載の政治家だった。
北朝鮮の拉致犯人の釈放署名や、外国人からの違法政治献金問題、よど号ハイジャック犯人達と関係の深いグループとの政治資金のやり取りは、単なる手続き上のミスではなさそうだ。
菅直人の所業で、一見正義の味方を装う市民運動家の中にも、まるで信用できないヤツがいる事が暴露されたし、唯一の自慢だった厚生大臣の時の薬害エイズ問題も、単なる政治的パフォーマンスに過ぎなかった事も分かってしまった。
あれほどひどい総理大臣は、二度と出ないだろう。

野田佳彦新首相は、ひたすら低姿勢で安全運転に、是努めている。
前任者が、無闇に噛みつく野良犬の様な首相で、内外から大反発を招いた事への反省があるのだろうし、何よりもネジレ国会を乗り切る為には野党の協力が必須なのだから、当たり前と言えば当たり前だが、勢いだけで中身が薄っぺらな前任者に比べれば、少しはアタマがよさそうだ。

しかし、大臣になった民主党議員連中の頼りなさは、政権発足早々、前途多難を思わせる。
前原誠司の腰巾着、小宮山洋子の煙草税発言は、自分の価値観が絶対との思い上がりでしかない。
政治家だから、世間受けして税金をとり易い煙草に目をつける事が悪いとは言わないが、「健康の為」とは余計な御世話だ。
もしも本気でそう思っているのなら、煙草は全面的に発売禁止にしなければならない。
喫煙者の健康は、喫煙者自身が考える事であって、国家権力に云々される筋合いのものではない。

一川保夫防衛省は、「自分は素人だからシビリアンコントロールになる」の能天気発言。
前原誠司もまた、武器輸出三原則の見直し指示等と、肩に力が入った前のめり発言で物議を醸している。
防衛のプロを自認する信念だろうが、タイミングを考えないと、混乱を生じるだけで、却って実行が難しくなる。
いずれの大臣も、気配りに徹する野田新首相の爪の垢でも煎じて飲めば良い。

中でも、(元)経産相鉢呂吉雄はひどい。
今のフクシマが死の町と化しているのは、視察した鉢呂に言われる迄もなく自明の事だ。
しかし見たままに発言すれば、必ず問題視される事が分からないのだろうか。
例は悪いが、ブスのオンナに「君はブス」と言ったら、怒りだすに違いない。
また傍にいた記者に、衣服について放射能を摺りつける悪ふざけまで仕出かしたらしい。
これまた危機管理ゼロの大臣で、こんなのが原発を所管する大臣だったとは呆れるしかない。
就任後わずか8日で、早々に辞任する不始末さは、「オイオイ、いくら何でも早過ぎだろう」
しかし、これが民主党の実力なのだ。
人材がまるで不足している。
有能な新大臣を選びたくて見渡しても、誰もいない。
自民党に比べると、民主党には若くて優秀な人材が多いと思われていたが、実はとんでもない間違いで、国家運営の基礎も能力もない、単にアタマでっかちのポピュリストの集団でしかなかった。

そして、この光景はデジャブ。
安倍晋三首相の時に、次々と大臣が失言、放言で辞任、政権の求心力がどんどん低下した事を彷彿とさせる。
要は、与野党を問わず、政治家の質が著しく低下している。
政治には、まるで期待できない。
会社は、自分で自分を守るしかない。
個人も、政治が何かをしてくれる事を期待しても無駄。
JFKは、「国家が何をしてくれるかではなく、自分が国家に何をできるか」と名演説をぶったが、時代と背景の国家が変わった。
今の我々は、「自分の為に何が出来るか?」を考えないと大変な事になる。