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民主党の賞味期限は完全に切れました!

民主党は、もはや政党の体をなしていない。
たまたま、現下の最大ライバル政党、自民党の谷垣偵一党首が余りにも頼り甲斐がないので、取り敢えずは政権与党としての寿命を永らえているが、国会解散⇒総選挙になれば、大敗、野党転落が間違いないと見られている。

そもそも野田佳彦首相が、消費税率アップに政治生命をかけた途端、実は民主党は終わってしまっていた。
民主党政権交代を果たした武器として大々的に語られたマニフェストでは、「増税はしない」と唱った。
野田自身も、マニフェスト絶対尊重と大見えを切っていただけに、その言行不一致振りは全く持ってカッコ悪い。
それでも尚、国家百年の為には国民に負担を強いなければならないと、こんな信念の基に野田佳彦は、「決める政治」を標榜して自民党公明党と三党合意に突き進み、悲願の消費税率アップを成し遂げた。
しかし民主党内には当然ながら、マニフェストにも載っていない消費税率アップには反対する勢力が多数存在した。
そんな中で、マニフェスト至上主義の小沢一郎グループが民主党を離脱して分裂、圧倒的な絶対多数を占めていた衆議院の力関係が弱体化してしまった。
しかも民主党に残った連中にも、次のテーマで野田が主張するTPP参加の反対勢力が100人以上いる。

何より、野田・谷垣間で密約があったと言われている解散総選挙は、その途端に国会議員の座を失う事が分かっている大多数の民主党国会議員は、絶対に受け入れるわけにはいかない。
こんな民主党が、一致結束して行動するなどは全く想定できない。
三年前に、華麗な政権交代のイメージで大躍進した民主党だが、この間の諸問題については、何かにつけて右往左往するばかりの実態が暴露され、完全に賞味期限切れとなった。

民主党代表選挙では、野田佳彦の再選が有力らしいが、立候補者候補の中には、原口一博細野豪志に加え、田中真紀子まで名が挙がっている。
誰がなっても、民主党幕引きの代表でしかないが、しかし、いくら民主党に人材がいないと言っても、田中真紀子が日本のジャンヌ・ダルクとは、冗談がきつすぎる。
小泉純一郎自民党政権下の外相時代に、田中真紀子が仕出かした迷走振りは、史上最低大臣としての語り草になっている。
外相として勤まらなかった彼女が、総理大臣の可能性がある民主党代表になると想像するだけでも恐ろしい。

いずれにしても、党綱領すら存在しない寄り合い所帯の民主党に、外交、経済、国内諸問題を束ねる政治など出来るわけがない。
鳩山由紀夫菅直人と続いた民主党首相は、歴代首相の中でも、ブービーブービーメーカー間違いなしと言われるほどひどかった。
野田佳彦になって少しはマシと思われたが、その野田を持ってしても、自家撞着の極みにある民主党が抱える内部矛盾は、何一つ解決されなかった。
もはや民主党に効く処方箋はない。

政権担当能力が無い事が明白な民主党には、サッサと下野、解党してほしいものだ。