昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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最終的には中国行き中止!

先週木曜日から金曜日にかけて、土佐の高知まで出かけた。
木曜日、夜の会食まで時間があったので、桂浜の坂本龍馬像を見に行く。
勝手に、坂本竜馬像は桂浜の砂の上に設置されていると思い込んでいたが、実は小高い丘の上から太平洋を睥睨していた。
駐車場は、闘犬センターに隣接している。

坂本龍馬闘犬
土佐の人には不思議さはないのかもしれないが、「犬を争わせる」のは悪趣味としか思えない当方には、坂本龍馬闘犬好きとは信じたくない気がした。
夜は顧客と、海の幸を満喫。
知る人ぞ知る隠れ家のような店で、新鮮な魚が「これでもか」とばかりに並ぶ。
ミシェル・ウィーや、阪神球団の名選手の色紙が並び、最近引退を発表した金本知憲のものをあった。
女将さんに「これは値打ちモノ」とお世辞を言ったら、破顔一笑で喜んだ。

翌日は、名門土佐カントリーでゴルフ。
ところが前日の乱行が祟り、夏風邪を引いてしまった。
カートでのラウンドだが、結構くたびれる。
プレイ終了後は、クラブのレストランで反省会。
ここでもビール、ウィスキーを痛飲。
昼間の酒は、タダでさえ応える。
すっかりグロッキー(死語?)で、高知龍馬空港にたどり着いた。

実は9月18日から、中国出張が予定されていた。
ところが、一週間前くらいから、彼の地の様子がおかしい。
我が日本ではごく当たり前の尖閣列島国有化に対して、彼の地中国がガキのように駄々をこね始める。
満州事変の発火点になった、柳条湖事件が起きた18日が一番危ないなどと解説されると、まるでその日に中国入りする当方は一体どうなると、一挙に不安が募る。
同行の御仁に「やめようか?」と促すが、彼は「地方はともかく北京とか上海は大丈夫」と楽観的で、断固訪問と主張する。
しかし、その北京や上海で火の手が上がる事態なので、「彼の地では一切車から降りないし、食事はホテル内に限定」することを確認して、「それじゃ、シャーネェな」と、渋々覚悟したところだった。

と、ここで同僚から、「会社に電話をするように」と連絡が入った。
携帯で確認すると、「会社人事部から、中国渡航禁止令が出たので出張中止」。
体調も思わしくないので、これはラッキー!
いつもはオットリしている会社の人事部がこんな決定をするとは、彼の地の事態はかなり風雲急を告げているに違いない。
今回の会社判断には大いに感謝、思わずホッとしてしまった。

理屈も減ったくれもなく、ただ日頃の不満を「反日行動」で憂さ晴らししている連中の標的にされたらたまったものじゃない。
あんな中国に、身の危険を冒してまで行く必要などない。
個人的にはサッサとチケットやホテルをキャンセルし、すっかり気分が楽になったが、但し、今後の日中関係は深刻だ。

当社も時の流れで、彼の国、中国とは様々に付き合っている。
後悔先に立たずだが、彼の国が気に入らないから、今後は訪問しないというわけにはいかない。
あのデモに熱中している彼の国の若者たちを見ると、内面はまるでガキのまま図体だけはデカくなった出来ワル馬鹿集団の恐ろしさを感じてしまう。
今更全面的に逆戻りはできないのが辛いが、それでも、出来れば今後の彼の国との関係は見直していきたいものだ。