昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

乞うご期待!危険な国から渾身のレポート???

命懸けで出張する。
行き先は、今話題沸騰、公害大国の中国。
期間は今週一週間。

その昔、野蛮人が住むと信じられていた蝦夷の国征伐へ、征夷大将軍として赴任した坂上田村麻呂の心境も斯くばかり。
誰が好き好んで、出かけるものか。
出来るなら、かなりの確率で安全な生活を営むことが可能な日本にいたい。
しかし彼の国と業務上の付き合いがあると、相談しなければならないことも発生する。
きっぱりと縁が切れれば、それもまた一つの決断であり、出来ればそうしたい気分でもあるが、問題先送り体質の当方と当社は、なかなかそこまでは踏み切れない。
結局は、当分の間は嫌々でもお付き合いを続けることになってしまう。
その為、迫りくる危険をも顧みず、渋々、彼の国まで出かけることに相成った。

彼の国では、PM2.5が猛威を振るい、目を開けるのも、呼吸をすることすら困難だと聞く。
また黄砂も飛び始めている。
遥か離れた日本への悪影響が懸念されているくらいなので、発生源の彼の国では、周囲の景色が全部真っ黄色なのではないか。
会社は、防衛のためと、頑丈なマスクを用意してくれた。
「これでPM2.5なんて、何の心配を要りません」と言う。
しかし少し先端がとがっているだけで、どう見ても普通のマスクにしか見えない。
気休めにもならないが、それでも「いらない!」とならないのが悲しい。

彼の国へは、昨年7月以来の訪問となる。
この時は、大連空港の天候不順で着陸できず、入国もせず仁川空港経由で帰国した。
その時には、こんな公害騒ぎはなかった。
しかしどう考えても、この半年で急激に大気が汚染されるなんてないだろう。
深く静かに公害は進行していて、ここにきて隠し果せなくなってしまったとしか思えない。
そうだとすれば、既に体のかなりの部分が、彼の国発の毒素の犯されている恐れがある。

ある時期日本では、企業にとって彼の国進出は必須のように語られた。
当社の顧客の多くも、彼の国から様々な商品を輸入しているだけでなく、現地で生産活動を行っている。
当方も、偉そうに言えたものじゃない。
「バスに乗り遅れるな」とばかりにお先棒を担ぎ、彼の国に工場を作るべく東奔西走した。
そこでささやかながらも、地域に根付いた会社運営を続けていた積りが、昨年の反日騒ぎでは、デモ隊に押し掛けられる事態となった。
現地の公安が見張りに立ち、日本人社員と工場の安全を確保してくれたが、彼の国の国民の偏執性と、話し合いでは解決できない歴史認識の差を痛感した。

そこに、今回の公害問題が発生した。
彼の国だけで済むのなら高みの見物を決め込む手もあるかもしれないが、強い偏西風の所為で、地勢的に否応なく我が国も大変な悪影響を受けてしまう。
全く持って、傍迷惑な国だ。
こんな国が、今後とも順調に発展し続けるとは思えない。
今回の出張で、そんな彼の国の将来を見極めたい。
仕事人間は、そんな覚悟で命懸けのご奉公をしてくる積りだ。
乞うご期待、彼の国からの懇親のレポートを!