昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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これもあれも中国!

閑話休題

太湖は中国でも有名な観光地だ。
観光目的で赴いたが、平日の昼間はさすがにほとんど誰もいない。
のんびりと歩いていると、日本の香具師みたいなヤツ等が道端で凧(ゲイラカイト)を売っている。
見ると、ドラエモン、ミッキーマウス、キティちゃんのソックリさんがウジャウジャ。
肖像権など、完全無視に違いない。
これこそ中国!

しばらく進むと、今度は見たくもないものを見てしまった。
母親が、二、三歳の娘を抱えて、ゴミ箱に排便させている。
呆れ果てたが、よくよく考えれば、公園の緑地で用をたすよりも衛生的とも思える。
しかし世界中、どこにでもある光景ではない。
これもまた中国!

スーパーマーケットを視察した。
カルフールウォルマートも進出しているが、客は少ない。
商品の数や、陳列も、工夫がない。
やはり現地でも、人気がないらしい。
一方台湾資本のスーパーは、ほとんど日本と同じシステムで運営されていた。
ここは土、日曜日は家族連れが押し寄せ、大変な賑わいらしい。
我が社が扱っているような商品は、まだまだ中国では高級品扱いなので、陳列スペースは狭い。
それでも、我々が館内を見ている間だけでも、中国人と思しき女性が数点買い求めた。
中国の夜明けも近そうだ!

陳列棚の商品は、必ず数個開封されている。
聞けば、中身確認のために客が勝手に開けるし、店も黙認している。
中国では不良品を掴んだ場合、供給側ではなく客の負担になるかららしい。
そんな馬鹿なと思うが、「買手がアホだから騙された」で通用してしまうとの事。
偽札も一緒で、日本みたいに代替の紙幣が貰えるなどありえず、ババ抜き発想で「掴んだヤツが馬鹿」で済んでしまう。
勢い、支払いの時のチェックが厳しくなり、万一偽札を掴んだ場合、何としても使わないと自分が損をしてしまう。
宵闇に紛れて分からないように使うとか、無警戒な日本人相手に両替札の中に忍び込ませるとか、とにかく誰かにババを掴ませるべく必死の努力を繰り返す。
他人は絶対に信用できないのも中国流!

最後に、地元のスーパーを視察。
食料品は豊富におかれている。
特に米は、圧倒的に安い。
日本の10分の一程度なので、TPPが実行されたら、一挙に日本農業は危機に陥るに違いない。
現地のエージェントが、裏口に案内してくれた。
そこは生きた鶏、鳩、つぐみ等が、狭い小屋に押し込められている。
「これは全部食料品です」と説明されても、「アァ、そうですか」としか答えようがない。
周囲には、いかにも目つきが鋭い(悪い)連中が屯しているので、写真など撮ろうものなら因縁をつけられそうだ。
これもまた中国!