昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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マヨール広場

マドリッドには、たくさんの広場が点在している。
中でもマヨール広場は、町のど真ん中にあり、たいそう賑わっている。

すぐ横には、マヨールマーケットがある。
ここは東京で言えば、スーパー紀伊国屋みたいな感じで、如何にも高級感がある。
その昔から、この広場で市場が開かれ、商業の中心地だった名残だ。
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そしてマヨール広場。
ど真ん中に、フェリペ三世の騎馬像が鎮座している。
この銅像には威風堂々の風情があるが、この王様の評判は決して思わしくはない。
「怠惰王」とも言われているらしいから、国王としては器量不足だったようだ。
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マドリッドでは、スペイン大帝国衰退の切っ掛けになったフェリペ三世や息子のフェリペ四世の銅像肖像画がたくさん飾ってある。
フェリペ四世の方は、吉本新喜劇小籔千豊に似ている。(実際は小籔が似ているのだが)
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リーダーの資質に欠けることは、その気合不足の表情からも容易に想像できる。
こんな先輩たちの負の遺産が、今のスペイン経済に悪影響を及ぼしているに違いない。
なんて、天下国家を憂いながら、マヨール広場を散策した。

大道芸人もいる。
何だかわからない動物になりきって、ピクリとも動かない芸人。
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揺り籠に入った赤ん坊の役割で、「ピー、ピー」と奇声を張り上げる芸人。
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大きなシャボン玉を作って、子供を喜ばせる商売人。
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周りには、土産物店が軒を並べている。
古く伝統のある店なのは一目瞭然だが、売っている品物は碌なものがない。