昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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フランクフルト空港にて

6月24日火曜日。
11時35分発JAL407便だが、直前の雷雨の所為で出発が1時間ディレイ。
その分、フランクフルト到着も遅れてしまったが、今回は急ぐ旅でもなし。
むしろ時間に余裕ができたので、機内映画を5本も見てしまった。
その中の一本は、今、世界的に大ヒットしている「アナと雪の女王」。
画面に向かって「♪アリのォ、ままにィ」と歌い出したくなる誘惑を抑えるのが一苦労だった。

イミグレーションは、KAL機で到着した韓国人団体客でごった返している。
これは時間が掛かると覚悟して列に並んでいると、ドイツ人の係員が「YOUは韓国人のグループか?」みたいな事を聞いてきた。
ここで格調高い日本のパスポートを空に掲げ「No! We're Japanese.」と力み返ったら、ドイツ人専用の窓口に連れて行ってくれた。
どのパーツをとっても、眉目秀麗で誇り高い典型的なイルボン顔のはずなのに、「韓国人か?」と聞かれたのは癪だったが、それでも入国手続きが早まったのはラッキー。

フランクフルト空港は、海外の国際空港ではシカゴのオヘア空港と並んで、仕事で度々利用した。
今までに利用回数は、おそらくは20回くらいにはなるはずだ。
間違えて女子用トイレを使ってしまった大失態も、この空港だった、
しかし前回来たのは2010年秋なので、既に四年が経過している。
記憶力も減退しているので、どの設備がどこにあるのか全くわからなくなっていた。
仕事の時は、ここからデュッセルドルフ行きのバスを、必ず利用していた。
このバスの待ち時間が約2時間、所要時間が3時間。
拠ってデュッセルドルフ到着は、現地時間の午後9時過ぎ。
それから日航ホテルで待っている現地スタッフと、ビアガーデンに出かけるのがお決まりだったが、日本時間では一晩中起きている事になるので、初日だけは時差ボケに悩まされていた。

今回は、老妻を伴っての個人的な記念旅行なので、初めてフランクフルト空港内のホテルを利用。
これは、精神的にも肉体的にも、大いに楽だ。
チェックイン後、翌日の列車予約の為にDB(ドイッチェ・バーン)の窓口へ。
ここはドイツなのだが、使われているのはほとんどが英語。
当方よりも更に英語初心者の老妻が、「ここは私が手続きをする」とヤル気を見せる。
少々不安だったが、担当者のヒアリング能力が素晴らしかったのだろう、翌日の目的地、チューリッヒまでの指定席をゲットできた。

ホテルに戻ったのは、現地時間の午後7時過ぎ。
しかし日本ならば、深夜2時なので、眠くて仕方がない。
時差ボケ解消にはもう少し起きていた方がいいのだが、泣く子と睡魔には勝てない。
眠気解消の為にW杯の中継をやっていないかとテレビをつけるが、オリバー・カーンの解説番組はあったが、もちろんドイツ語なので全く理解不能
その内に、眠ってしまった。

5時間後目が覚めるが、現地時間では午前2時。
慌ててインターネットで、日本対コロンビア戦の結果を確認すると、何と!と言うか、案の定!と言うか、我が日本代表は1-4で大敗していた。
そんなつまらない試合を見なくて済んだのも、今回の旅行の功徳の一つ。
そう前向きにとらえよう。
もう一眠りすると、次はチューリッヒのオペラ鑑賞が予定されている。