昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ミラノの美術館巡り

何が何でもポリディ・ペッツォーレ美術館に行きたい。
展示品よりも何よりも、前日にかなりの時間をかけて探したのに、ついに未発見に終わったためだ。
最早、虚仮の一念、岩をも穿つ。
この日も、地図を片手に、一所懸命に美術館の在りかを探る。
そして、やっと見つけたお目当ての場所は、前日通り過ぎたところ。
それほど、道路沿いの、ごく普通の建物だった。
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親切な受付のオネエサンが、日本語のガイド機の使い方を説明してくれた。
中の展示品は凄い。
日本語で、ボッチチェリの名品が二つ展示されていると説明するが、どこを見渡しても一点しかない。
見張りのオジサンに聞くと、「現在、日本の特別展に展示中」との事。
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続いて、ブレラ美術館を再訪。
こっちは、ラファエロ、カルバッチオ、ピカソ等のビッグネームがゾロソロ。
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前回は、別料金のベルリーニを見損じていた。
識者に言わせると、「ベルニーニは、ミケランジェロを超えた」とまで評価される画家だ。
次回いつ見ることができるかもわからないので、せっかく鑑賞のチャンスがあるならと、珍しく同じ場所に二度出かけた。
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ちょうど昼過ぎに到着。
この日は土曜日なので、美術学校の学生の姿も見えない
休日の方が圧倒的に客が増えると思っていたが、見物客も少なく、実に閑散としている。
ベルリーニもゆっくりと鑑賞できたが、係員が誰もいないので、中国人なんかは厚かましくタダで入場していた。
さすがに素晴らしい作品なので、間近にまで迫って見つめていたら、防犯ブザーが作動して、係員に注意されてしまった。

この日の夕食は、嗜好を変える。
今までイタ飯、しかもスパゲッティ中心だったので少々食傷気味。
ならばホテルで、パンと果物で軽く済ますことにした。
ところが果物屋に、美味そうなものがズラリと並んでいる。
ついつい、あれもこれもと買ってしまった。
すると、いざ食べる段に、貧乏根情が鎌首をもたげてしまう。
残すのは勿体無いと、次々と食べているうちに、腹の調子がおかしくなった。
長年、果物は別腹と思っていたが、それでも食べ過ぎはアウト。
結果的に、夜間何度もトイレに通う羽目に陥る。

旅先では、腹八分目。
分かっていても、実行は難しい。